100 Oside ページ50
札幌で５人顔を合わすと、何となくおいらの話になった。
「MCで誕生日メールのこと話すから。」
「あー海に落ちたアレね。」
「まっ当然ですね。」
「智くん、携帯変わったんでしょ？
彼女に連絡した？」
「あ、うん。」
「まだ会えてないんでしょ？」
結局Aのことは秘密でも何でもなくなってしまった。
そのことも会ったら謝んねぇと。
「怒ってなかった？」
当然のように話に入ってくる相葉ちゃん。
「なかったと・・・思う。
誕生日おめでとうって・・・言ってくれたから。」
「翔さんの話だと彼女さん、年上に見えないって？
これで同い年になったの？」
「・・・。」
ニノの言葉に固まるおいら。
「「「「・・・。」」」」
みんなの視線が集まってる。
「・・・え・・・待って・・・智くん？
もしかして彼女の誕生日知らないの？
自分は祝ってもらいながら？」
「・・・。」
「ありえねー。」
松潤のひとことで、みんなの視線が冷たくなる。
「もしかしてもう過ぎてたりして。」
ニノのバカ・・・。
マジ？
ホントにそうだったらどうしよう・・・。
誕生日だからって特別なことはしなくても・・・って思ってたけど、Aの誕生日はやっぱり特別な気がするな。
「どーしよう・・・。」
「とりあえず、聞くしかないよ。」
「・・・うん・・・。」
「でも彼女も何で言わないんだろ？」
「・・・大野さんのファンなら、そういうことに疎いって知ってるんじゃない？」
「なんか会ってみたくなったな・・・。」
松潤がつぶやく。
冗談じゃねぇ、これ以上怒らせたくねぇよ。
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作者名：Fg | 作成日時：2014年7月10日 10時
