その後の話４ ページ37
「！」
聞き間違いかと思った。
初めてじゃないけれど、まさか智くんからその言葉を聞くとは思わなかった。
智くんが結婚って言葉を口にするのは何回か聞いたけど、プロポーズじゃなくて交際の申し込み？
別れてるから、そこに戻るってこと？
目の前の彼に、一体何回驚かされるんだろう。
「おいらさ・・・Aにプロポーズする前に結婚するって決めて・・・社長に宣言したんだ。
事務所にOKもらってからプロポーズしたら、すぐ結婚出来んじゃん。
あんま待たせたくなかったし・・・。
Aに結婚願望があるってだけで、突っ走ったんだ。
もう離したくなかった・・・から。
でも・・・、そーゆーこと全然言ってなかったから・・・伝わってなかったから・・・Aを迷わせちまったみたい。
ごめん・・・な。」
「ちょっと待って。」
智くんの話を聞いてて、ふいにわいた疑問。
智くんって結婚願望なかったはずなのに、こんなに自然に結婚を語るようになるなんて、どうしちゃったの？
「いつ、結婚するって決めたの？
結婚願望ないって色んなとこで言ってたでしょ？」
「あ・・・。
ん、とね・・・Aから距離を置こうって言われて・・・会えなくなってすぐ・・・かな？
Aが嘘ついてるって気が付いて・・・。
結婚なんて考えたことないけど、もし考えたとしたら相手はAしかいなくってさ・・・。
Aを手離さないで済むには結婚ってー」
「あーもういい！」
大きく手を振って智くんを遮った。
聞いてるだけで恥ずかしくなる。
「だからさ。
最初っから始めよ？
今すぐは無理だけど、あ、これはこの間も言ったっけ？
おいらも心構えってのを頑張るし、Aも覚悟ってのをさ、ゆっくり持つようにして、２人で認めさせよ？」
「でも・・・藤井さんが・・・。」
「マスコミにばれるんならアイドルに見合った人の方がいい」
藤井さんに言われたことは今も心の中に刻まれていて、かなりのトラウマ。
こうして智くんに２回目の再会をしても、到底忘れられない。
「Aの恋人はアイドルなの？
大野智じゃなかったの？」
辛そうな智くんと目が合った。
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Fg(プロフ) - なるちゃんさん» 一気に完読！オリンピックより優先してもらったなんて嬉しいです。ありがとうございました。 (2018年2月13日 23時) (
レス) id: e432bb7969 (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - 一気に読み終えましたー！ いやーおもしろかったです。 ドキドキしたりオロオロしたり大変だったー！ しばらくこればかり見ていたら、世間ではオリンピックが始まってました！いつの間にー？！ (2018年2月13日 22時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
Ratch - Fgさん» Fgさん、こんなに早く、さらに丁寧に対応して下さってありがとうございます。作品だけでなくFgさんの人柄のファンにもなりました。これからも作品楽しみにしています。負担にならないペースで続けてくださると嬉しいです。応援しています。本当にありがとうございます。 (2018年1月9日 18時) (レス) id: ab14deab3b (このIDを非表示/違反報告)
Fg(プロフ) - Ratchさん» ”きみを好きになって”の名前変換を変えてみました。ここの機能を理解する前に書き始めてしまったものですから、読み辛かったかもしれません。ご指摘ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。 (2018年1月9日 15時) (レス) id: e432bb7969 (このIDを非表示/違反報告)
Ratch - 連続ですみません。ちなみに、きみを好きになって、全章が名前変換の部分が無く、友人名の設定だけになっていました。本当に大好きな作品なのでこれからも繰り返し読ませていただきます！素敵な作品をありがとうございます。 (2018年1月9日 12時) (レス) id: ab14deab3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Fg | 作成日時：2015年9月7日 17時
