好感度8% ページ9
「…何がそういう事、なんですか?」
「……………」
しゃがんだレオナ先輩が
僕をじっと見ていた
痺れた足のせいで動けない僕は
ただ、レオナ先輩を見つめるしか出来なかった
「………俺に尽くせば、お前には不自由のない暮らしをさせてやれる」
「…………え?」
聞き返そうとした瞬間
右手を掴まれてレオナ先輩の顔に寄せられ
「……お前が望めばなんだってしてやる、お前が拒めば拒むものを全て排除してやる」
右手の甲をキスされた
「レ、レオナ先輩…!?どうしたんですか!?」
「………………なんてな」
レオナ先輩はゆっくりと立ち上がり
僕から距離を取って
「………今、お前に言った事は忘れんな、俺を"一生死ぬまで"望むなら俺はなんだってしてやる」
植物園から出ていった
すると、入れ違いのように
奥から
「A!!こんな所に居たのか!」
「………なんだ、デュースか」
「なんだって何だよ!!こっちはずっと探してたんだぞ!」
デュースはガミガミと何かを言っているが
さっきレオナ先輩が言っていた言葉が
頭が離れずにいた
「……あーウザ」
「?…何か言ったか?」
やば、本音が漏れてた
「なんでもない!…で、どしたのデュース」
「お前あれほど言ったのに、今日の飛行術サボっただろ!?だからちょっと付き合え!!」
そう言ったデュースは息を切らしていた
「え〜……何するの?」
「お前がユウに渡した魔法の羽が入った瓶をグリムが割って中の羽が全部逃げたんだよ!!」
「はぁああああ!?」
大事に保管しろって言ったのに
……魔法が使えない奴に魔法薬を渡すのは
やっぱり危険だ
「羽は後3本で揃う!!ほら、行くぞ」
「え、ちょっうわあああああ」
僕はデュースに手を掴まれながら走った
今日のキーパーソン
トレイ・クローバー
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伊古(プロフ) - エワビさん» コメントありがとうございます！中々更新できない中読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします (2021年8月28日 22時) (
レス) id: 7a83a07d3f (このIDを非表示/違反報告)
エワビ - すごく面白かったです！ (2021年8月27日 14時) (レス) id: 1ec29ba6ed (このIDを非表示/違反報告)
伊古(プロフ) - 杏仁豆腐さん» コメントありがとうございます！はい、あの欺く…のヤツです！あ、おじたんがいらっしゃる笑これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2020年8月1日 15時) (レス) id: 7463c27085 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - 辞められないが止まらない。真面目に！むっちゃ真面目に！辞められないが止まらない！「うぜぇよ」（byレオナ） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - とある団員の目……アッ（察し） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊古 | 作成日時：2020年6月3日 11時
