好感度6% ページ7
「あ"〜〜先輩疲れましたよ〜」
「最初にバイトするって言ったのはAじゃないッスか」
「でもこんなの聞いてない〜〜〜!!」
僕は膝元にレオナ先輩の頭を起きながら
そう叫んだ
＊＊＊
〜45分前〜
「えーと、材料は………あ、これだ」
魔法薬の研究を先にしていた僕は
サイエンス部でトレイ先輩が使うはずだった
材料を僕が誤って使ってしまい
買いに行く事になった
……それまでは良かったんだ
まさか＿＿＿＿
まさかたった一つの材料で
あんなにマドルがかかるとは
僕は思わなかった
当分は1日のご飯は一食かな…
「はぁ…モストロラウンジにも行き過ぎてたし、今月ピンチかもな」
「何がピンチなんスか?」
振り向くとラギー先輩
「…………薬くせぇな」
と……レオナ先輩が立っていた
薬くせぇとは余計だ、なんて思いながら
2人に笑いかけた
「レオナ先輩にラギー先輩、偶然ですね!お2人は今からどちらに?」
「今から寮に帰るとこッスよ、Aは?」
「あー……僕はサイエンス部のお遣いってとこですかね」
あははは…と笑ってみせた
特にこの2人は同じ寮だからこそ
………媚を売って損は無い
「では、僕はこれで失礼します!」
そう言ってサイエンス部戻ろうとすると
「お前さっきマドルがどうとか言って無かったか?」
レオナ先輩の言葉に体がピシッと固まった
………聞いてたのかよ
「Aってばマドルを散財してるんスか?ダメッスね」
「さ、散財なんてそんな!!ただサイエンス部の材料が無駄にかかっただけですよ〜」
とは言ったが確かにエース達に
沢山誘われたからとはいえ
モストロラウンジには本当に行きすぎた
…いや、行かないと
フロイド先輩とジェイド先輩よりも
めんどくさいあの先輩が
また狂うからな…
「お前、今暇か?」
「えーと…サイエンス部に1回寄った後でなら暇です」
「なら少し付き合え」
「えぇ…っ!?」
何が目的だ?
今はとてもじゃないが何も出せない
「金はやる、だから付き合え」
レオナ先輩はマドルの束を出してきた
………あれでこの材料何個買えるんだろ
僕は息を呑んだ
「どうする？」
「わ、わかりました…バイトしますよ」
僕とレオナ先輩のやり取りを
横目で見ていたラギー先輩は
「シシシッチョロいッスねぇ、Aは」
僕を馬鹿にしていた
………チョロいんじゃない
チョロそうに見えるようにしているだけだ
今日のキーパーソン
トレイ・クローバー
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伊古(プロフ) - エワビさん» コメントありがとうございます！中々更新できない中読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします (2021年8月28日 22時) (
レス) id: 7a83a07d3f (このIDを非表示/違反報告)
エワビ - すごく面白かったです！ (2021年8月27日 14時) (レス) id: 1ec29ba6ed (このIDを非表示/違反報告)
伊古(プロフ) - 杏仁豆腐さん» コメントありがとうございます！はい、あの欺く…のヤツです！あ、おじたんがいらっしゃる笑これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2020年8月1日 15時) (レス) id: 7463c27085 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - 辞められないが止まらない。真面目に！むっちゃ真面目に！辞められないが止まらない！「うぜぇよ」（byレオナ） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - とある団員の目……アッ（察し） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊古 | 作成日時：2020年6月3日 11時
