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「ん、どうしたの?」
一度ペンを置いてデュースの方を見た
すると
「エースの事、なんか知ってないか?」
と言ってきた
「………エース?あぁ、そーいえば今日居なかったね」
「アイツ、お前が休んでた時も居なくて……寮の部屋に篭もりっぱなしで、僕達が部屋に戻ったら居なくなってて………の繰り返しなんだ」
「ふーん」
「………なにか知らないか?」
デュースはエースの友達だけど
それとこれは違う
それに、エースの話なんて聞きたくない
「知らな〜い」
僕の前でアイツの話が出るなら
「それよりさ、デュース」
まだ
「ユウとね、最近魔法薬を実験したんだけど……」
他の人の話が出る方がいい
＊＊＊
ユウ side
バルガス先生に呼び出され
目を離した隙に
Aちゃんとデュースを見失った
「ユウ、教室に行くんだゾ!!」
「分かった!!行こう」
僕は急いで教室に向かうと
「あれ、ユウ?どーしたの?」
デュースとAちゃんは
2人共、座って
ノートを写していた
………なんだ、大丈夫か
「いや……食堂行っても居なかったから、探してたんだ」
「そうか、わざわざ悪かったな」
そう言ってデュースはノート類を纏め
手に持ち、時計を確認した
「次は移動か……」
「そうだね、早く行こ〜!!」
2人が出ていく中
僕とグリムはそのまま教室にいた
「おい、ユウ!!何も無いんだゾ!!」
「……やっぱ学園長の勘違いかな」
Aちゃんが
何かを企んでるなんて
絶対にありえないし考えたくもない
「学園長に言っておこ、Aちゃんには何も無いって!!」
「そうだゾ!アイツのただの思い込みなんだゾ!!」
僕とグリムの中でそう答えが出た時
「おい、お前達…まだ居たのか?」
先程行ったであろう
デュースが戻って来ていた
「オマエ、さっき移動してなかったか?」
「……ほら、お前達がなかなか来ないから様子を見に来たんだが……何か話してなかったか?」
「え……っと」
まさか聞かれていたなんて
思わなくて僕は口ごもった
「そうだ、一緒に居たデュースに聞いてみるんだゾ!!……なぁデュース!!Aになんか変わった事無かったか?」
グリムがそう言えば
「Aに……変わった事……」
デュースは目を見開き
何か考え込んだ
こうなったら聞いてみるか
「なんでもいいの!!例えば、マフラーを今日はしてなかった……とか」
今日のキーパーソン
トレイ・クローバー
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伊古(プロフ) - エワビさん» コメントありがとうございます！中々更新できない中読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします (2021年8月28日 22時) (
レス) id: 7a83a07d3f (このIDを非表示/違反報告)
エワビ - すごく面白かったです！ (2021年8月27日 14時) (レス) id: 1ec29ba6ed (このIDを非表示/違反報告)
伊古(プロフ) - 杏仁豆腐さん» コメントありがとうございます！はい、あの欺く…のヤツです！あ、おじたんがいらっしゃる笑これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2020年8月1日 15時) (レス) id: 7463c27085 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - 辞められないが止まらない。真面目に！むっちゃ真面目に！辞められないが止まらない！「うぜぇよ」（byレオナ） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - とある団員の目……アッ（察し） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊古 | 作成日時：2020年6月3日 11時
