好感度38% ページ44
「…………はぁ」
ずっと休んでいられる訳ではなく
私も再び授業を受けないといけない
……エースとは話したくないし
顔すら見たくない
それに他の男と同じ場所に居ることですら
考えただけで吐き気がする
でも、しょうがない
我慢だ
耐えればいいだけだ
それよりも、早く約束を果たさないと
私は普段纏っていたマフラーは着けず
タートルネックで首を隠し
帽子を被って
鏡を見つめた
前まで垂れていた血のような涙は
流れていないが、目は相変わらず赤い
でも、私の右目は特別だ
「約束が果たせれば、私はようやく……ようやく…」
自由になれる
「
僕は笑って部屋を出た
寮から出ようとすると
鏡の前にはジャックが立っていた
「あ、ジャックだ〜!!」
「………Aか」
僕はスキップしながら
ジャックの元に行った
「……マフラーしてないんだな」
「うん、今は"必要ない"からね〜」
そう言って笑うと
ジャックは「そうか」と言った
「って言うかさ!!ジャックと会うの久しぶりだよね〜!!」
「休んでたからな、体はもう大丈夫か?」
「あはは!!もうピンピンしてるよ〜お陰様で
"なんでも"出来そう」
ジャックに笑いながらそう言って
僕は鏡を使い
学園へと向かった
＊＊＊
「ふぁ〜…………休んでた分はやっぱ大変だな」
一度でも休んでしまえば
授業は追い付かなくなる
今の僕はそんな状況に追い込まれていた
「ほら、後少しだろ頑張れ」
「……なんでデュースは此処に居るの?」
「なんでって……またお前が逃げないように見張っているんだよ」
「うぅ……逃げたい」
昼休み、デュースはお昼を
直ぐに済ませたらしく
僕に付きっきりで
休んでいた分のノートを写させてくれた
「………後は魔法薬だけか」
「ま〜大体は理解してるから、重要なとこだけ書いとこ〜っと」
僕がそう言ってノートを写していると
デュースは
「……な、なぁ、Aに聞きたいことがあるんだ」
そう言ってきた
今日のキーパーソン
トレイ・クローバー
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伊古(プロフ) - エワビさん» コメントありがとうございます！中々更新できない中読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします (2021年8月28日 22時) (
レス) id: 7a83a07d3f (このIDを非表示/違反報告)
エワビ - すごく面白かったです！ (2021年8月27日 14時) (レス) id: 1ec29ba6ed (このIDを非表示/違反報告)
伊古(プロフ) - 杏仁豆腐さん» コメントありがとうございます！はい、あの欺く…のヤツです！あ、おじたんがいらっしゃる笑これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2020年8月1日 15時) (レス) id: 7463c27085 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - 辞められないが止まらない。真面目に！むっちゃ真面目に！辞められないが止まらない！「うぜぇよ」（byレオナ） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - とある団員の目……アッ（察し） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊古 | 作成日時：2020年6月3日 11時
