好感度31% ページ37
ユウ side
「………で、話ってなに?」
「えーと…まず1つは、今日の課題とか、プリント届けに来たんだ」
「………わざわざどーも」
エースに話があると言えば
ハーツラビュルのバルコニーへ
連れて行かれた
その場には僕達しか居なくて
空気が重かった
「……2つ目は、昨日の事なんだけど…」
エースはその瞬間
顔色を変え、睨みながら言った
「昨日の事って何だよ……何が言いたいんだよ?」
「いや………何が言いたいって」
「オマエが昨日大食堂に夜来なかったし、今日学校にも来なかったからユウはそれを心配して来たんだゾ」
「………なら、余計なお世話だから」
「ふな"!?コイツ!!感じ悪いんだゾ!」
「……………」
可笑しい
エースの心を読みたいのに
読める所か黒いもやがかかっていて
見えない…
目を細めたりしても
無意味で駄目だった
「……早くしてくんない?ホントは今、誰にも会いたくなかったんだから」
エースはイライラしていて
今は落ち着いて話は出来そうにないな
……また今度出直すしかないかな
僕は心の中で
魔法薬を無駄にしてしまい
Aちゃんに謝り
グリムを連れて
ハーツラビュル寮を出ようとした時
「そういやAも今日休んだんだゾ」
グリムはそう言った
「あ、そうだった!!後でお見舞いに行かないとね」
「Aにはツナ缶やるんだゾ!!」
………はぁ、Aちゃんに何て言おう
そう考えていた時
ーA……まさか、あの時…!!ー
エースの声が耳に入ってきた
僕はバッと後ろを向くと
エースは手を握り締めて
下を向いていた
今のって……
ー……ごめん、A……ごめんー
やっぱりそうだ
これは
「…………エース……Aちゃんと何かあった?」
エースの心の声だ
「………は、はぁ?……いきなり何言ってんの?」
「さっきAちゃんの話したら、何か……動揺してるみたいだったから」
「Aのやつも昨日から見てないんだゾ!!……オマエら、喧嘩でもしたんだゾ?」
グリムにそう言われ
エースは目を見開き
「……知らね、Aは何時ものサボりじゃねーの?」
口ではそう言ったが
ー………喧嘩なんかじゃ済むワケないー
心では酷く焦っているようにも感じた
一体何があったんだ?
エースは友達だから
困ってるなら、力になりたい
僕はエースに恐る恐る聞いた
「……エース最近可笑しいよ?なんか……時々上の空だし、話なら聞くよ?」
今日のキーパーソン
トレイ・クローバー
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伊古(プロフ) - エワビさん» コメントありがとうございます！中々更新できない中読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします (2021年8月28日 22時) (
レス) id: 7a83a07d3f (このIDを非表示/違反報告)
エワビ - すごく面白かったです！ (2021年8月27日 14時) (レス) id: 1ec29ba6ed (このIDを非表示/違反報告)
伊古(プロフ) - 杏仁豆腐さん» コメントありがとうございます！はい、あの欺く…のヤツです！あ、おじたんがいらっしゃる笑これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2020年8月1日 15時) (レス) id: 7463c27085 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - 辞められないが止まらない。真面目に！むっちゃ真面目に！辞められないが止まらない！「うぜぇよ」（byレオナ） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - とある団員の目……アッ（察し） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊古 | 作成日時：2020年6月3日 11時
