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好感度27% ページ33

手錠に繋がれた私は
鼻歌を歌って踊るあの人を見つめて
ただ立ち尽くしていた


「ねぇA、ワタシって……綺麗よね?」

「はい……***さま」


私がそう言えば
あの人は仮面を外して
私の頭を撫で、キスを落とした


あぁ、今日は"いい日"だ


「今日はね、可愛いくて素直なアナタにプレゼントをあげるわ」

「プレ……ゼント…?」

「えぇ、そうよ……アナタにあげるのは_____」





あの人は鏡が大嫌いでも


仮面を着けていても


いつも綺麗で美しかった



私は



あの全てを見透かしているような


血のように赤い目で


私を、"私だけ"を


見つめてくれる……微笑んでくれる






____それが、何より嬉しかった





***


「う…………っ」

………あれ、わたし……

ボヤーッとする意識の中で
私の目の前に赤いものが現れた


「目、覚めた?」


私じゃない声がそう言った瞬間

"僕"は、全てを思い出し
意識もハッキリとした


「エース……一体何を……っ!?」


エースを睨み
僕は動こうとしたら
………腕を頭の上で縛られていた


エースは僕の胸ぐらを掴み
あの冷めた目をした顔をして



「____何って、"おしおき"だよ」



平然とそう言った


「お…おしおき……?」


僕はその言葉が大嫌いだ
聞くだけで鳥肌が立つ


「そ、Aがちゃーんとオレの事を見てくれるまで……身体に判らせて、オレのキモチが"焼き付く"まで




















































































_______Aのコト、ぐちゃぐちゃにしてやるよ」



エースは僕の顔をクイッと上げて
僕の唇に自分の唇を合わせてきた

必死に抵抗するが
腕を縛られ
頭も抑えられて

思うように体を動かせなかった


気持ち悪い……息苦しい……っ…


「……っ……………もう1回」


火照った顔をしながら
エースは角度を変えつつ
何回もキスをしてきた

すると、舌を入れられ
僕はエースの舌を噛むと

エースは口を離し
近くにある本棚を殴って僕を睨んだ


「____あのさ、今抵抗してたらお前……この後どうなるのかわかってんの?」

「…………っ……」

「……ほら、今は言うコト聞いて?」


エースは唇をなぞりながら言った



僕は


____声が出せないまま

エースに従うしかなく

ゆっくりと口を開いた

好感度28%→←好感度26%


今日のキーパーソン

トレイ・クローバー


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伊古(プロフ) - エワビさん» コメントありがとうございます!中々更新できない中読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願いします (2021年8月28日 22時) (レス) id: 7a83a07d3f (このIDを非表示/違反報告)
エワビ - すごく面白かったです! (2021年8月27日 14時) (レス) id: 1ec29ba6ed (このIDを非表示/違反報告)
伊古(プロフ) - 杏仁豆腐さん» コメントありがとうございます!はい、あの欺く…のヤツです!あ、おじたんがいらっしゃる笑これからもこの作品をよろしくお願いします! (2020年8月1日 15時) (レス) id: 7463c27085 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - 辞められないが止まらない。真面目に!むっちゃ真面目に!辞められないが止まらない!「うぜぇよ」(byレオナ) (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - とある団員の目……アッ(察し) (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊古 | 作成日時:2020年6月3日 11時

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