好感度20% ページ25
「A氏……拙者に飽きたの?」
「漫画を返しに来ただけなんですけど……」
イデア先輩の部屋に遊びに行ったら
いきなりベッドに押し倒された
「だからって付き合ってもない男の部屋にホイホイ入ったら駄目ですぞ?……まぁ、拙者とA氏は愛し合ってるから関係ないけど……」
「あ、愛し合って…る?」
「え………A氏は拙者を愛してないの?」
ありえない見たいな顔されても困る
だって付き合ってもないし
愛し合ったつもりもない
「や、やっぱり…僕に飽きたから、中々会いに来なかったんだ…絶対そうだ、それしかない…あぁ……1人で浮かれてた自分が惨めだ…」
「ちょっ!!イデア先輩…落ち着いて!!」
暴走し始めたイデア先輩は
僕に倒れてきて
「はぁ〜……閉じ込めて一生愛し合いたい」
と物騒な事を言い始めた
「っていうか……そろそろ退いてくれませんかね」
「やだ……」
「潰れちゃいますよ〜」
背中をぽんぽんと叩きながら言った
……イデア先輩の部屋に入ると
毎回ツンとした臭いがした
……あの…男性特有の臭い
大量のティッシュ山が物語っている
「どうしたら退いてくれます?」
「……じゃ、じゃあさ、A氏の耳と尻尾触らせて」
「耳と尻尾……?」
イデア先輩曰く「モフりたい」…だ、そうだ
「……はぁ〜…………どうぞ!!」
一度マフラーを直してから
イデア先輩に頭を差し出した
すると
「……うわぁ…柔らかい……」
と声を上げた
先輩の手つきが優しくて
何故か変な感じだった
「………っなんか、くすぐったいです」
「デュフフ………じゃ、じゃあ尻尾も」
尻尾も優しく撫でるように触ってきた
「………ん…っ…」
「A氏……A氏…可愛いですぞ」
耳元で先輩がそう囁いてくるから
背中がゾワゾワしてきた
僕は耐えきれなくなり
「…………っはい!!終わりです」
と叫んだ
「え、もう…?」
「終わりです」
イデア先輩はシュンとしたが
何かを思い付いたのか
机の中をゴソゴソし始めて
「じゃ…じゃあ、次は……」
と言って、いわゆる大人の玩具を
出してきたのを見た瞬間
僕は
「お邪魔しました!!」
と言って逃げた
＊＊＊
「と、当分は…あれで……」
先程のAの耳や尻尾を触った感覚と
触られてくすぐったそうにしていた
Aを思い出しながら
イデアはティッシュの山……
いや、大量のAの写真を見つめた
これはまた、別の話
今日のキーパーソン
トレイ・クローバー
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伊古(プロフ) - エワビさん» コメントありがとうございます！中々更新できない中読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いします (2021年8月28日 22時) (
レス) id: 7a83a07d3f (このIDを非表示/違反報告)
エワビ - すごく面白かったです！ (2021年8月27日 14時) (レス) id: 1ec29ba6ed (このIDを非表示/違反報告)
伊古(プロフ) - 杏仁豆腐さん» コメントありがとうございます！はい、あの欺く…のヤツです！あ、おじたんがいらっしゃる笑これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2020年8月1日 15時) (レス) id: 7463c27085 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - 辞められないが止まらない。真面目に！むっちゃ真面目に！辞められないが止まらない！「うぜぇよ」（byレオナ） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
杏仁豆腐 - とある団員の目……アッ（察し） (2020年8月1日 11時) (レス) id: d74ccecfb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊古 | 作成日時：2020年6月3日 11時
