つうわ ページ5
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配信を終わらせて今日も配信見てくれてありがと。とツイートをしてせんばいに折り返し通話をかけた。
葛葉「もしもし、」
『せんぱい？だてんです、』
電話口の向こうからカタカタと聞こえるキーボードの音。
ゲーム中だったかな、とゲーミングチェアに座ってぬいぐるみ抱きながら「急に声が聞きたくなったなんてどうしたんですかぁ〜」とわざとらしく聞いてみた。
葛葉「あー…なんとなく、」
なんとなくかぁ…と思いつつ、普段配信してる時や他の人と話す時の声のトーンとは違くて優しくて柔らかい声のせんぱい。
葛葉「…ルシャ？」
『ん？』
葛葉「元気、、ねえの？」
心配そうに聞いてくるせんぱい。元気ですよ〜、と明るく言ってみる。「なら、いいや」といってまたキーボードをカタカタするせんぱい。
『せんぱい、ゲーム中ですか？お取り込み中ならまたあとでかけなおします、』
葛葉「いや、もうおわる。最近、ちゃんと寝れてるか？」
『ふふ、ねれてますよ〜』
葛葉「ん、偉いな、寝るまで話すか、」
『もういいんですか？』
葛葉「言ったろ、お前の声が聞きたくなったから掛けたって 」
怒ってるわけでもなんでもなく、柔らかく笑いそう言う。
せんぱいがだてんのことをどう思ってるかはわからないけど、だてんはやっぱりせんぱいが好きだなぁ、
『だてんも、せんぱいの声聞けて嬉しいです、』
葛葉「んは、それは何よりだな」
せんぱいと他愛ない話を沢山して気が付いたら寝落ちをしていた。
葛葉「…ルシャ、おやすみ。…俺は、お前のことが好きだ、」
せんぱい、夢にまで出てくるのずるいです、それはちゃんと現実で聞きたいなあ、なんて思っちゃうから。
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作者名：成瀬 | 作成日時：2023年8月23日 3時
