社長令嬢と不良少年【半間修二】

４１話 ページ40

半「…………」




父「お前は黙っていろ！」







バチンッ…とAの頬を叩き、Aが膝から崩れ落ちる






半「…ひゃはっ殺されてぇの？
何手ェあげてんの？？？？」






座っていた半間が立ち上がり、今まで見たこともないような憎悪に満ちた顔をしてAの父を見下している






A「っ……………」





それは、Aが今まで見た事のないような、本気で怒っているとひと目でわかる顔だった







首に青筋が入り、興奮して息の荒い半間は、まるで我が子を取られたような獣のよう









父「貴様は、今後一切Aと喋ることを禁止する
さらに１m内に近づかないことだ、わかったな」





いきなり父が取り決めを言う






父「もしこのうち１つでも破ったら、Aを家の外へ出すことは一生無いと思え」








Aがワッと泣き出してしまう







半「ハッ……ダリィ…」







父「異論は認めない、私の名をこれ以上汚すような真似をしてくれるなよ」







娘の人生は全てお前にかかっているんだからな……というとAの手を引っ張って部屋から連れ出てゆく







A「いやっ！！半間くん！！！はなして！！！半間くん！！！！半間くん！！！！！！！いやぁっ！！！！！！！」










．










俺は何もする事が出来なかった

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