初恋の猫に再熱しそう 【孤爪研磨】

６話 ページ8

『ありがとうございました』


外まで送ってくれた黒尾さんに挨拶をする
「全然良いよ〜」なんて軽く言う黒尾さん


『すみません何もお返しできなくて』


黒尾「いやいや美味しい菓子折りくれたでしょ？」


黒尾「それでも気が済まないならまぁ」



『？』


黒尾「研磨と仲良くしてやってよ」



『孤爪くんと？』


お願いの訳がわからずはてなを浮かべる私を見て楽しそうに笑い始めた


黒尾「研磨こう言っちゃ何だけど女っけゼロでね〜、実は楪ちゃんから連絡来た時ちょっと悲しがってたんだよ？」



悲しい？
えっ何で？私何か失礼なことした？



黒尾「イッチバン最初の連絡がバレーボールに詳しい人のツテ探しだったからね〜まぁ色々期待して、、」



孤爪「クロ、余計なこと言わなくて良いから」



『！？こっ孤爪くん！？』



ラフな格好で急に現れた孤爪くんにびっくりして肩が跳ねる
な、何でここに、、てか機嫌悪そう


黒尾「あらら〜早かったね」



孤爪「夜食べに行くからって呼んだのクロでしょ、」



『あ、あの孤爪くんありがとう紹介してくれて』



孤爪「ううん、役に立ったみたいで良かった」



『それとごめんね？初めての連絡がこんなお願い事で、あ！こ、これが目的だった訳じゃないからね！？』



孤爪「え？あ、うん」



ひ、引かれた
待ってお豆腐メンタルにはキツい

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