初恋の猫に再熱しそう 【孤爪研磨】

２７話 ページ29

『翔陽、別に首も治ってきたから大丈夫だよ？』



検査でも特に異常は見られないと言うのにも関わらず、心配で死ぬほど過保護になる翔陽
海外行くって言った時の翔陽のが正直心配だったんだけどね


翔陽「えぇ！？で、でもく、くくく首また折れたり！」



『いや捻挫、折れたら死ぬわ』


今日退院の日なのだが


『すみません、家まで送ってもらっちゃって』



黒尾「いいのいいの〜」



私の車は派手に凹んで修理中、タクシーだと病院から遠い家の私は結構な金額に、、それは痛いと黒尾さんが家まで送迎してくれる事に


『ほんと何から何までありがとうございます』



黒尾「いーや、うちの研磨がお世話になってるんで」



と、隣にいた孤爪君を指差す


翔陽「研磨！また研磨の家行っていい！？」


孤爪「うん、いいよ待ってる」


と、少しにこやかに言う孤爪君になんか私がきゅんとする
するとずっと見ていたのがバレたのか目が合う


『！』



孤爪「楪さんも、怪我が良くなったらまた来てよ」



『も、勿論！』


『翔陽と行きます！』



孤爪「あ、うん」



黒尾「んじゃ行くかぁ」



黒尾さんの運転は結構快適だった(翔陽寝てた)










『それじゃあありがとうございました！』



翔陽「あざした！！」



黒尾「いやいやお大事にね」


孤爪「またね」



そう手を振る孤爪君に私も翔陽も振り返す








孤爪「、別々でも来て良いのにﾎﾞｿﾂ」

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