初恋の猫に再熱しそう 【孤爪研磨】

２４話 ページ26

『じゃあありがとうございました！』


玄関の前で少し頭を下げる
何度か黒尾さんに酒を勧められたが車なので飲まないように細心の注意を払った


黒尾「泊まってってもいいのに〜」


『ここ黒尾さんの家じゃないですよね、』


黒尾「まぁまたきなよ明日にでも」


孤爪「俺の家なんだけど」


ですよね？なんかもう2人の家みたいになってるけど
一応孤爪君の家ですよね？

すると孤爪君と目が合う


孤爪「明日も仕事？こんなに遅くなってごめん」



『あ、ううん！企画通ったし早めの夏休み？いただけだから近くは全然仕事は無いかな！』



黒尾「元気だね〜」



『そりゃあ仕事しなくて良いんですからこんな嬉しいこと無いですよ！！！』


『翔陽ともゆっくりできますし』



黒尾「仲良いね〜」



『まぁ高校の時もちょくちょく連絡取ってましたし』


『可愛い従兄弟です』




あ、そろそろ行かなきゃ


『今日はありがとね誘ってくれて、久しぶりに楽しかったよもし良かったらまた誘ってください』


孤爪「うん、またね」









車内で寝ないように明るめな曲をかけながら帰る
翔陽には今から帰ると連絡したしさっさと帰ろ


『うげぇ、何で今日道混んでるの？休日とはいえ夜なんですけど、、』



さっさと帰りだぁぁぁぁ
と思っていたそのときだ、車のバックミラーに目を向けると



『んぁ？えっ、、待って何あの車』


ありえないスピードで走り抜けてくる一台の黒い車



『はっ？嘘でしょ、！？まっ、、、』



ﾄﾞﾝｯｯ



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