初恋の猫に再熱しそう 【孤爪研磨】

１５話 ページ17

『今進めてるプロジェクトのファイルは！？データは！？普通に私のパソコンは！？！？』



夜久「なんかあったみたいだな」


翔陽「Aが焦ってる、、珍しい」



やばいやばいやばい！！！消えたら私の２週間の頑張りが全て水の泡どころかこれから何週間か家に帰れないｯ泣


後輩「PCから、け、煙出てる状態です」



私は声も出ずその場に悲劇のヒロインかのようにヘタレ込んだ、もう無理人生辛い



『あ、うん、、明日も休み、だけど壊れたなら早く取り掛からないと、、うん、報告ありがとう、、、』



ﾌﾟｰﾌﾟｰﾌﾟｰ



『ﾁｰﾝ』



翔陽「Aーー！！！！！」



黒尾「もう灰みたいになってるけどこの子大丈夫？」



もう無理やだ
泣きたい、２２歳のがち泣きって誰得だよ



夜久「どうしたんだよ急に」



『いやぁ、新しいゲームの企画まとめてたPCに後輩が盛大にコーヒーをこぼして煙が出てるって、、、』


『ウチの会社ブラックなので多分明日から何週間かはお家とベッドとおさらばです、、ははっ、』



山本「乾いた笑いｯ！！」



孤爪「煙出てるって、どんな状態なの」



『さ、さぁ、私も実物見てないから何とも』



孤爪「明日休みなんでしょ、そのPCとデータ移行できるようなPC持ってきて」



『え？あっうん、まさか治してくれるの？』



孤爪「治す、のは無理かもだけど、データぐらいはもしかしたら移行できるかもしれないから」




『ほ、本当？、がち？、、、ありがとぉぉぉぉ泣』



と、孤爪くんの肩を持って揺らす
好き愛してる惚れる



孤爪「ちょっ！分かったから！とめて！！」



『あごめん』

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