6話 ページ6
個人戦なども諸々含めて東京圧勝
京都校は敗北した
まぁ別にそこまで悔しさもないし
骨とか無駄に折れなくて良かったとか思ってるなんて
死んでも言えない
夏油君や傷を治してくれた硝子ちゃんとも
連絡先を交換するぐらいには仲良くなれたし結果オーライ
そんな帰り際だ
『じゃあね五条君、またね』
そう言った時だ
私の特技は空気を読むこと
あと、相手の表情を読むのも得意だった
なんか言いたげな表情の五条君
五条「連絡先、俺にもよこせ」
『、あれ?渡してなかったっけ?』
てっきり渡していたつもりだったのだ
てか必要もないだろうと聞いたことすらなかったのか
なんか、びっくりだな
急に遠かったはずの五条君と初めて生きてる世界線が同じ
な気がする
でも
『全然いいよ』
ちょっと怖いな
五条 side
『全然いいよ』
そう言われて連絡先を交換する
少し見えた傑と硝子の名前が
俺より先に連絡先の名簿に入っていたのがなんとも言えなかったけど、まぁ気にしてない
羽鳥が呪術師になるなんて思っても見なかった
確かに常人より呪力量は多かったけど
それだけならいるにはいるし気にしてなかった
12年間一緒にいて特に仲良くもない平々凡々のアイツ
12年間一緒にいると気づくことの一つや二つある物だ
アイツは
『じゃあね』
欠陥品だ
69人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:のりまきチャン | 作成日時:2023年5月29日 10時