27話 ページ27
最後の言葉を聞いた後
私はその場に倒れた
五条「!羽鳥!?羽鳥!おい羽鳥ってば!」
五条君が私の名前を呼ぶ声がどんどんと遠のいていく
暖かく抱かれているような気持ちでとても心地いい
ふわふわとした感覚に目の前は五条くんのご尊顔
はぁ、こんな中最後迎えられたら天国でも地獄でも私が1番幸せな死に方だって言って自慢しようかな
そのまま私は意識を失った
鼻にかかる消毒液独特の香りに少し目を開く
あ、生きてたんだ
なんて、思いながら確か折れていたはずの腕に痛みを感じながら働かない頭を使いながら色々考える
シャ
カーテンの開く音と共に見覚えのある黒髪と青い瞳
『り、こちゃ、』
ギュッ
天内「A〜〜泣」
『ひぃっ!』
折れた腕ごと抱きしめられ痛みで声が引き攣る
天内「うわぁっ!す、すまない!」
『よかっ、た、生きてて』
家入「あ、起きた1週間も寝てたぞ?」
『うぇ!?うそ』
驚きながらも痛みを感じぬようゆっくりと上半身だけを起き上がらせて話を聞く
『夏油君は?』
家入「無事、一応五条もね」
『良かった、』
家入「3発撃たれて1発刺されて腕は折れてよく生きてたな」
家入「丁度いい包帯変える」
『あ、ありがとう』
家入「五条が心配してたぞ」
包帯を変えながら硝子が話す
『え?五条君が?』
家入「あんなに焦った五条なんて見た事なかったよ」
『、そっか、」
家入「ほら終わったから上着てさっさと寝、」
シャッ!
五条「羽鳥っ!」
『へ、』
五条「あ、」
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作者名:のりまきチャン | 作成日時:2023年5月29日 10時