2話 ページ3
『ん、はぁ、頭痛い』
久しぶりに飲みすぎた、、んぁ?ここどこ?
ベッド、だよね
ロレ先輩の愚痴に付き合って、、、あの後もう2軒行って
それから、、あぁ、ここロレ先輩の家だ
店がもう閉まり始めて、けど結局飲み足りないからって酒とつまみと煙草買って家行って飲んでたんだ
え?彼女持ちの家行って良いかって?
いやまず愚痴を聞くのもどうかと思うけどまぁそれはあとにして家の件だけど
結論を言えば昨日2軒目の店でロレ先輩が結局別れ話を電話で行い穏便に別れる運びへとなった
流石にアソコで別れるとは
家に行くのも抵抗がないわけじゃないけど、手を出される心配もないし、、あ?絶壁なんだよ黙っとけ
にしても、たぶん新しい彼女がすぐできるんだろうな
正直、ロレ先輩の事は好きだ、恋愛的に
けどこの恋は実ることのないものだと私もわかっている
毎回毎回聞く彼女の愚痴にどれだけ私がまいっているかロレ先輩は知らないだろう、ま、言う気もないし
言ったら面倒くさい女と言うレッテルを貼られ、離れられかねない、そっちのが悲しい
私はベッドから降りリビングへ向かう
テーブルは昨日のままで、つまみと酒と煙草の吸い殻で汚れている
その近くのソファーにはロレ先輩がぐっすりと眠っていた
私がきても起きないんだから相当疲れてるんだろうなと思う
ほぼ夏で暖かくなってきたとは言えまだ朝は冷えるため、ソファーで寝ているロレ先輩に1枚布団を掛けてあげる
その後ビール缶や灰皿、つまみの袋などを片付けて多分二日酔いで死んで起きるであろう我が先輩の為に胃に優しい朝食と薬を置いて家を出た
我ながら良い女では?
まぁ、、
あの人が振り向いてくれなきゃ意味ないけど
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作者名:のりまきチャン | 作成日時:2023年10月23日 0時