10話 ページ11
?「じゃあお願いします」
少し硬めの触り心地の椅子?
ふわふわとした感覚から覚めてくる
寝ぼけ眼で手を動かすと誰かの手に触れる
誰?
?「んぁ?起きた?タクシー代明日半分出せよ」
霞む目の前に赤いさらさらとした髪が目に映る
あ、れ?
『、、ろれ、せんぱ?』
ロレ「お前が酔い潰れたってくっさんから連絡来たんだよ」
あ、そうだっけ
途中から記憶ないや
『ごめん、なさい、、迷惑かけて』
ロレ「やけに素直じゃんどしたお前」
失礼だなと思うものの、そこまで怒りもなにも出てこない
どちらかと言うと申し訳なさのが強い
頭は依然ふわふわしたまま
ロレ「お前がこんなに酔うとかなに?ストレスたまってんの?」
この人、溜まってることには気づくけどその理由が自分だなんて一生気付かないだろうな
私も言う気ないし
『べつに、、可愛い可愛い少女には悩みの一つや二つあるもんれすよ、』
ロレ「ちょこちょこ呂律回ってねぇぞ、、、もしかして彼氏でもできた?」
『!?』
ロレ「え、あたり?」
『いや、彼氏はいませんけど、、』
変なとこ感鋭いな
ロレ「ふぅん、、気になる奴って感じ?」
『、、まぁはい、』
気になるってか好きですけどね
めっちゃ好きですけどね!?!?!?
『てか、ロレ先輩なんでこんな時間に、?』
ロレ「あ?警備」
『あー、、』
ロレ「その哀れんだ顔次したらお前の肋骨ランダムに折るぞ」
『最悪の脅し文句で』
そうこう話していると家の前にタクシーが止まる
私は荷物を持ち外へ出る
『本当ありがとございました』
ロレ「ん、またなんか奢れよ」
『そらじゃっ、』
ロレ「お前の恋上手くいくといいな」
と、揶揄った笑みを見せるロレ先輩に胸が痛くなる
『そうですね』
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作者名:のりまきチャン | 作成日時:2023年10月23日 0時