腐れ縁３ (ページ20)

今日:9 hit、昨日:17 hit、合計:10,950 hit

１２０話ページ20

『ばっ、バレンタイン？』

この年になってそんな行事をここまで凝ってやるとは思ってもみなかった

釘崎「Aさんのお菓子食べたいです！！良かったらみんなで交換しましょうよ！」

『み、みんな？』

釘崎「真希さんとか！」

虎杖「えぇ！？ずりぃ！俺も食べたい！な！伏黒」

伏黒「は？いやまぁ、」

海外出張に行っていて、まともに悟や硝子達にチョコなんて渡させず、既製品を送っているだけだった

『んー、そこまで期待はしないでね？私そんな美味しいお菓子なんて作れないから』

釘崎「楽しみにしてます！！✨」

うっ、が、頑張るか

バレンタイン当日

釘崎「はぁぁぁあ✨」

『あ、あはは、ごめんね？簡単なフォンダンショコラで、だからそんなに高級感ないけど』

一つの教室に1、2年が集まりチョコを広げる
何て青春を謳歌してることで

私のはフォンダンショコラ、まぁ簡単なやつ
粉砂糖かけてぽくみせてるだけだけど

真希「結構作れんだな」

『まぁ一人暮らし長いしね』

机に適当に広げてみんな取っていく

虎杖「あざっす！」

『いえいえ』

伏黒「ありがとうございます」

『恵、ホワイトデー楽しみにしてるね』

伏黒「、、何が欲しいか教えてくださいよ」

あ、くれるんだ
まぁ学生にそんな高い物求めないよ

パンダ「ん？この余ったの誰のだ？」

『えっ？余るわけ、、』

青いリボンでラッピングされたのが一つ机に置いてある

『あ！ごめんこれは食べないで？悟用だからさ』

狗巻「しゃけ？」

『余りだったら上げたいんだけど本当食べない方がいいよ』

釘崎「そんなもん彼氏に出すんですか？」

『いやいやいやっ！悟甘党じゃん？だから甘くしてあるんだけど、普通の人が食べたら歯溶けるよ？』

虎杖「こわっ！！」