腐れ縁３ (ページ2)

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１０２話ページ2

2人「本当に申し訳ない！」

目の前には悟のご両親
頭を深々と下げておりどうすれば良いか

『あっ頭を上げてくださいっ！こ、こんな傷硝子っ、あ、いや、反転術式が使える友人に治してもらえるので』

薫「だが、、しかるべき対処はこちらで行う」

美里「これ、お詫びと言うわけではないのだけれど」

渡されたのは

『簪？』

黒、赤、金で構成されたシンプルだが深みのあるとても綺麗な簪だった
光沢だありいかにも高級そうなそれに少し手を伸ばすと

五条「あーこれまだあったんだ、100万以上するとやっぱ保ちいいね〜」

！？

私は伸ばしていた手を瞬間的に引っ込めた

五条「ん？どうかした？」

『いっいいい今100万とか、、』

美里「えぇ、五条家の当主の妻を務めるものに代々受け継がれるものよ？是非受け取って？ﾆｺﾆｺ」

100万の簪？簪が100万もするなんて聞いたことないんだけど！？

しょ、庶民の私にはこんなもの手にとっていいのか

『ほ、本当にこんな良いもの私が受け取っていいの？』

五条「当たり前でしょ？え？何？僕と結婚しないとか言うつもり？ちょっとそれはな〜」

『いやいや！そう言うことじゃなくて、こんな高級なもの、私なんかが、』

五条「僕の嫁の時点でこんな何て言う？」

た、たしかに

私はそっとその簪を手に持った

『、、綺麗、』

キラキラと綺麗な光沢を放つそれに見惚れる

五条「、、、」

帰り道

五条「手、大丈夫？」

『うん、大丈夫』

いつも右の手を掴む悟、私を思い怪我をしていない左手をぎゅっと掴んでくれる

五条「俺迷ってたんだけどさ」

『え？うん、』

すごく深刻そうな顔で言われてこちらも身構える

五条「結婚式、和装がいいかな？」

、、、へ？

『え？え？』

五条「せっかく簪貰ったしつけたAみたいじゃん」

嘘でしょ？

『もっと重い話しかと、はぁ』

五条「いやいや大切でしょ」

五条「Aはどう思う？」

どう思うって言われても、、

！

『あ、やっぱ何でもない』

五条「え？なになに言って？言うまで聞くからね？」

『え、やめて』

、、、

『いやその、無理がなければどっちもきたいな、って』

『その、悟は和装も洋装も似合うだろうなって、』

やばい、恥ずかしいやつじゃん/////

ぎゅ

『えっ、』

優しく包まれる

五条「もう最高、どっちもやろ」

『！うん、ﾆｺ』