トッケビ【JK】 (ページ29)

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静かで優しいヒョンページ29

JK「そんな事が…」

『どうしよう、ジョングクまで巻き込まれたら！』

JK「大丈夫だよ。それよりもAの方が危ないでしょ。人の心配してる場合？」

そう言って笑ったジョングクはちょっと待っててと言って奥へと消えていった

「君は…」

『わっ！』

いきなり後ろから声をかけられた
そういうのほんと心臓に悪い

「ごめん！驚かせるつもりはなかったんだ…」

『私こそすいません。ちょっと敏感になってました』

JM「僕はジミンだよ。パクジミン。ジョングクのヒョンやってる」

『あ、お兄さん…』

随分イメージと違うなぁ
サーフィンとかやってそうなパリピ系を想像してたのに

ちなみにジミンさんは割と距離のある場所から目から上だけ覗かせて喋ってる。

JM「君はジョングクの…トッケビの花嫁？」

『はいそうです』

JM「1つお願いしてもいいかな」

『私にできる事なら』

何をお願いされるんだろう。
まさか弟から離れろとか？

JM「剣を早く抜いてほしいんだ」

『え？』

JM「ジョングクは今までずっと頑張って頑張って生きてきたんだ。

だからもう楽になってほしい。

辛い経験をする前に、

楽しい人生で良かったと思えるうちに剣を、抜いてあげて欲しいんだ」

何？その言い方。

まるで剣を抜いたらジョングクがいなくなるみたいな

『ジミンさんは、人生が楽しかったって思えなくなるような経験をしたんですか？』

JM「…うん、したよ。僕の半身がなくなるみたいに辛かった」

『どんな…事があったんですか？』

ジミンさんは笑った。とても悲しそうに

JK「あれヒョン！Aと喋ってたんですか！」

JM「もう戻るよ」

JK「いいじゃんもう喋ったならいくら喋っても変わらないよ」

逃げようとしたジミンさんはジョングクに捕まり担ぎ上げられてソファの向かいに置いてある椅子に下ろされた。

やめたげなよ困ってるよ

JK「ハイホットミルク。ヒョンはコーヒーね」

JM「ありがとう」

『ありがとう』

それにしても広い家だな

JK「それでその人は今のAの事どれくらい知ってるの？」

『え？あぁえっとね、仕事場と家と…』

JK「何？」

『トッケビと、会ったこと』

"TH「えっ…会社と家とあと、トッケビさんに会ったこと」"