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ci side
『あ、でね。あともう一つなんだけど』
「？はい」
『副部長とか興味ありますか。というかあってほしい』
「はい！？」
正確には入部もしていないのにもうその話するんか！？
なんて思うが、彼女もそれは承知の上らしい。だって明らかに苦笑いしとるし。
彼女が言うには、他に頼めそうな人居ないしというのと、翌年の紹介PVで役職ある君が出てくれれば部員も増えそう、らしい。
なんというか、表情が切ないというか、迫真というか。…なん…うん。本当に一人やったんやこの人、と思った。知ってたけど。
「それなりにですかね？」
『わあ、本当に？よしじゃあ入部決定だね。予定表取ってくるから待ってて』
「軽っ！え、本当にええんですか！？こんなこと言うのなんですけど出来て人集めですよ！」
『むしろそれが出来るなら大儲けだよ。見な、この部活の現状。チーノくんと私の二人なんだ』
「そうだった」
虚しすぎるなと笑えば、本当にねと先輩も笑い、準備室へと入っていった。
先輩が先程まで座っていた場所には、見学者の記録用紙と真っ白な紙。何かを書く、または描いていたのか、消しゴムのカスが辺りに散らばっていた。
『はい。あとさっき思い出したけど、チーノくんって生徒会？もしかして』
「あ、思い出したんですね」
『名前聞いたことあるなって考えてたら…前にクラスの子から聞いたんだ！って思って』
戻ってきた先輩から予定表を受け取る。ざっと目を通せば、基本的に週一と土日休み以外は活動しているみたいだった。
「…というか、先輩普段もそんな感じなんです？」
『んん…？どういう』
「いや、兄さ…鬱さん知ってます？その人から大人しめの子や〜って聞いてたもんやから」
『鬱くんからか。…なんだろうな。変に気使わせそうじゃない？年上が敬語だと』
座り直して机の上に散乱していたものを整え始めた先輩へずっと気になっていたことを聞けば、そう返事が来る。
エミさんとかロボロが、先輩には何かありそうだとぼやいていたが、気のせいなんやないか、なんて思うほどには普通。
『あはは。少なくとも、多分これが自然体なんじゃないかなぁ。同じクラスの子とかの話すのは少し苦手で吃るし』
彼女の目線は、もうすでに白紙の紙。
まるで自分のことさえもわかっていないような言葉に首を傾げそうになるものの、そのまま別の話題へと話を運ぶのだった。
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森樂(プロフ) - ライアさん» 名推理！わかっていただけて安心しました、大正解です！！ (2020年12月25日 6時) (
レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
ライア(プロフ) - なるほど、名探偵のようなポーズ…実写動画でのお決まりポーズですよね？！ (2020年12月24日 22時) (レス) id: a00b590788 (このIDを非表示/違反報告)
森樂(プロフ) - 小豆さん» 私も美術部員ですこんにち((ありがとうございます、引き続きよろしくお願いします！！ (2020年12月23日 21時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 同じ美術部員ですどう(((めちゃ神作ですね！！（確定）これからも更新応援しています！ (2020年12月23日 11時) (レス) id: 73726d907e (このIDを非表示/違反報告)
森樂(プロフ) - つむ(^p^)**さん» ありがとうございます嬉しいです（号泣）作品の展開的にキャラに偏りありますが続々と出せていけたらなと思うので（願望）これからもどうぞよろしくお願いしますー！ (2020年12月21日 15時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森樂 | 作者ホームページ：https://twitter.com/Sinra_ura_d?s=06
作成日時：2020年12月3日 23時
