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sho side
体力測定がはじまり、隣にいるコネシマと睨み合う。(周りから見れば小型犬が威嚇しあっているだけである)
中学の頃からなんだかんだ一緒に居るが、いつしか毎年恒例となったこの勝負も見世物ようになってきてしまったような気もする。
が！そんなことに気にする俺らじゃあらへんよなぁシッマぁ！！
好戦的な俺らとは裏腹にのほほんとしているひとらんとオスマンは、いこか、と既にグラウンドへ向かい始めている。
ひとらんは別として、オスマンは運動よりは頭脳の方が強いから今回もそれなりにでいくのだろう。普段はやらないだけで、彼も動けるんやけどな。…まぁ、これは生徒会のみぞ知ることなので、他言する気はないけれど。
「よしシッマ、俺らもいこ……って、はえ？」
気を取り直して、と隣に目を向ければそこに金髪空色はいなくなっており、思わず素っ頓狂な声を上げる。
周りをキョロキョロと見渡せばグラウンド奥に彼明らかにコネシマだろうやつを見つけた。もうすでに取り巻きができていて顔を顰めるが、それはそれ、これはこれ。
とりあえず…
「お前なに先行っとんねん！！！声かけろ！！！」
男女問わずちやほやされんのは気に食わんし俺を置いてくな！！！
*
順々と回っていき、そろそろ終わりが近づき始める。お互い運動部に所属する身、なにより白熱するものの中の1つへ来た。
そう、50m走である。
ちなみにもう一つはシャトルランやけど、これは時間なくてまた今度だと。残念。
スターティングブロックに足を掛け、走る準備を始める。辺りがざわざわとし始め観衆が多くなる中、同タイミングで走る筈だった女子が体調を崩したかなにかで離脱する。
体育の教師が声をかけ、空きに誰かが入るように指示を入れるものの、ざわつくだけで入ってこようとしない。
時間が過ぎていくだけだ。シッマも痺れを切らしたようでなにか話そうと口を開いた瞬間、女子生徒の声が響いた。
「先生！Aさんやります！」
『本当にやるんだね…』
元気の良い生徒に押される形で来たそいつはどつも乗り気ではないらしい。
渋っていた様子ではあったが、早くしろと若干睨みを聞かせれば、焦りながらスタート位置へ向かった。
準備運動を軽くしてスタートダッシュの姿勢に入るその女生徒に手慣れているなと関心しつつ、自分へと集中する。
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森樂(プロフ) - ライアさん» 名推理！わかっていただけて安心しました、大正解です！！ (2020年12月25日 6時) (
レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
ライア(プロフ) - なるほど、名探偵のようなポーズ…実写動画でのお決まりポーズですよね？！ (2020年12月24日 22時) (レス) id: a00b590788 (このIDを非表示/違反報告)
森樂(プロフ) - 小豆さん» 私も美術部員ですこんにち((ありがとうございます、引き続きよろしくお願いします！！ (2020年12月23日 21時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 同じ美術部員ですどう(((めちゃ神作ですね！！（確定）これからも更新応援しています！ (2020年12月23日 11時) (レス) id: 73726d907e (このIDを非表示/違反報告)
森樂(プロフ) - つむ(^p^)**さん» ありがとうございます嬉しいです（号泣）作品の展開的にキャラに偏りありますが続々と出せていけたらなと思うので（願望）これからもどうぞよろしくお願いしますー！ (2020年12月21日 15時) (レス) id: 319bfda70e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：森樂 | 作者ホームページ：https://twitter.com/Sinra_ura_d?s=06
作成日時：2020年12月3日 23時
