轟side ページ34
俺は緑谷と戦っている時、右しか使いたくなかった…
もし、左を使うと彼奴を思い出して胸糞悪くなる…
でも、緑谷は言ってくれた、
「君の！力じゃないか！！」
その時、思い出したあの時の記憶…
「でもヒーローにはなりたいんでしょう？」
「いいのよおまえは血に囚われることなんかない」
「なりたい自分になっていいんだよ」
いつの間にか、忘れてしまった
「おれだってヒーローに…！！」
結果はおれの勝ちだった…
でも、何故だろうかあの時の俺は親父のことを忘れていた…
会場を出ると親父がいた…
何時もなら「邪魔だ」と言うのに今回は、言わなかった…
緑谷が言ってくれた、あの言葉に俺は動かされたんだ…
まだ、親父を許す気なんてない…
でも、お母さんに会いに行って、この問題を解決したい…
あの時のことを聞きたい…
そう俺は思いながら、彼奴の横を通った…
するとまた、向こうから人が来た、だんだん近づいて来ると、そいつの正体がわかって来る…
轟「？あぁ、然野…だったか？」
然野は驚きながらも
貴「うん…ねぇ、轟君…」
彼奴は悲しそうな顔をしながら、俺を呼び止めた…
貴「何で、轟君はそんなに真っ直ぐな瞳をしているの？」
その声は自分が何をしたいのわからなくて、困惑しているような声だった…
轟「…真っ直ぐな瞳か…あいつのせいだよ…緑谷の…」
そう、多分それは緑谷のせいだ、あいつは俺の事を変えてくれた…
緑「君の！力じゃないか！！」
あの言葉か、俺を変えてくれたんだ…
その言葉を聞くと然野は、また悲しそうな顔をしながら
貴「そっか…ありがとう…お大事に…」
その時の然野の顔が忘れられなくて俺はあいつの背中が見えなくなるまで見送っていた…
轟(お前は俺と似ていて、似ていない…な)
そう、あいつは何故か俺と似ている気がした…でも、あいつは俺よりもっと思い何かを抱えているんじゃないか…
そう思えてしまった…
轟(考えすぎか…)
この後、俺の予想が的中していたなんて今の俺は知る由もなかった…
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琉香(プロフ) - コメントありがとうございます。まだ、オチは決まっていないので、他の方の意見も入れながら考えて見たいと思います。 (2018年11月3日 12時) (
レス) id: c62ee09dad (このIDを非表示/違反報告)
さかりん - できることなら、心操オチがいいです。 (2018年11月3日 11時) (レス) id: e36dece562 (このIDを非表示/違反報告)
琉香(プロフ) - ありがとうございます。そこまで褒めていただくなんて思ってもいなかったのでとても嬉しい限りです。これからも、皆様が喜んでもらえるような作品を作って生きたいと思いますので、応援よろしくお願いします！！ (2018年10月1日 9時) (レス) id: c62ee09dad (このIDを非表示/違反報告)
@千支狼(プロフ) - すごく面白いです！私とは違い、文才能力豊富で羨ましい限りです（笑）黒狐さんの作品拝見させてもらってます！こんな神作品を読ませてくださり嬉しいです！これからも応援してます！ (2018年10月1日 8時) (レス) id: 3b8875bc93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒狐 x他1人 | 作成日時：2018年8月15日 2時
