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「きもちわるい」

ともが4歳のとき、
いや、それよりもっと前から
始まっていたのかもしれません。

この時は

「アクロバットの練習しすぎちゃう？」

自分からやりたいと申し出たアクロバットは、

まだ簡単なものだったけど練習のしすぎで、

目が回ったのだと思っていました。

「ちょっと寝とき」

ふらふらと立ち上がり毛布を持って
二階へ行くとも。

この時は特に何も思っていませんでした。

ですが、すぐに病院に連れて行っていれば……

そう思うと後悔しかありません。

「おかん、とも、なんかおかしいで。」

そう教えてくれたのは
今学校から帰ってきたりゅう。

「ああほんまぁ。ありがとう。」

ちょうど廊下で会ったのか
帰ってくるなりすぐに教えてくれました。

すぐそばにいた夫は
「とも、やっぱり病院連れていった方がええんちゃう？」

「そうやね。行ってみるわ。」

「とも、どう？」

「んー。ちょっと気持ち悪いかなぁ」

｢そっか、ごめんやけど病院行こっか」

少しぐったりしているともを

抱き上げ近くの小児科へ。