情報屋のヒーローアカデミア番外編的なやつ (ページ10)

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パーティページ10

その日の夜ご飯は、ご馳走だった
ロングテーブルにはたくさんの料理が並んでいた
なんでも私とアグリズが帰ってきたお祝いらしい

『だから手伝うの止めたんね』

優雅な夕食時間
とはならず

ヨネとジズテが料理の取り合い
ダリアがリエルの料理を奪う

何とも賑やかな夕食だ

リエル「自分で取りなさいよっ！
なんで私のを取るの！？」

ダリア「ちょっとくらい良いじゃん！」

リエル「お皿ごと取ってるのに何がちょっとよ！！」

ダリア「この肉は俺のだッ！！！」

ヨネ「俺に譲れッ！！先輩だぞ！！！！」

『………』ﾓｸﾞﾓｸﾞ

私たちは無視してご飯を食べる
騒がしい人たち抜きで世間話を始めた

『そういえば、もうすぐ新学期なんだよね』

ベリアル「はい」

『私ってどうすれば良いの？』

私はここに戻ってきた
でも、私はどうすれば良い？
また雄英に戻れるのだろうか…

そもそも私は依頼で行った
つまり、私はヒーローになれない

ベリアル「でしたら、もう一度通えば良いでしょう
雄英へ行けばきっと迎え入れてくれるはずです
だって女主は、この世界の希望を守ったのですから」

たしかに個性はそのままだけど…
そう簡単に許してもらえるだろうか

ラフツ「不安な気持ちもわかるけど、まずは試さなきゃ」

マリア「そうよ！それに、ここは私の愛した世界
絶対に大丈夫よ！！」

何の根拠もない言葉
だけど、私に取っては十分だった

『ありがとう』

私だってまだ諦めていない
まずはやってみないとだよね