情報屋のヒーローアカデミア番外編的なやつ (ページ12)

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相澤side ページ12

血操女主がいなくなり、だいぶ月日が経った
もうすぐ新学期が始まる

緑谷と爆豪以外は知らない血操の真実
アイツ2人は、しっかりと過ごすことができるだろうか

校長「相澤くん、」

相澤「はい」

新学期の準備をしていると、校長先生から呼ばれた

校長「今日はお客さんが来るから
一緒に来て欲しいのさ！」

俺が？

相澤「わかりました」

・

・

・

相澤「お客さんって誰ですか？」

校長「誰が来るかはわからないよ
でも、あの屋敷の誰かだよ」

！？

校長「ベリアルさんから連絡があってね
"大事な話があります。どんなことでも、誰が来ても、受け入れてあげてください"と言われたのさ…」

相澤「わかりました…」

誰が来るんだ？

ｺﾝｺﾝ

！

ノックされて、校長が「どうぞ！」と言う
開かれた扉から見えた人物は…

相澤「…血操？」

『お久しぶりです。校長先生、相澤先生』

なぜ血操が…？
一体どう言うことだ？

混乱を隠せない俺たちに、血操は説明する

『私消えたじゃん？
で、目が覚めたら悪魔の世界にいたんよ
そっから帰ってきたってこと！OK？』

簡潔だがわかりにくい
だが、なんとなくならわかる

『まぁ雄英に戻ってきた訳ですが…
提案と言うかお願いと言うか…
話がありまして………』

急に真面目な態度になる血操
その変化でなぞの緊張感が漂った

『私、雄英に戻りたいなって…
思ったり、思わなかったり…』

血操の言うことは意外だった
まさか、戻りたいと言うなんて…

校長「血操さんは、情報屋だろう？
そっちは大丈夫なのかい？」

『まぁあれは雄英に通う為にしてたことなので』

は？

相澤「は？」

『私たち悪魔はオールマイトと緑谷出久を狙っていた
もうその必要はなくなったので、情報屋もやめます』

校長「なぜ、彼らを狙っていたんだい？」

『…個性をなくす為です
この世界には個性による差別があり、
ヴィランとヒーローに分かれた
だからそれをなくすために2人を…』

校長「2人を狙ってなぜ
個性が消えるのか、私にはわからないよ」

『わからなくていいんです。これは、知らなくていい
私はここに通うまで、悪役に憧れていた
でも雄英に来て、みんなと過ごして…
私もヒーローになりたいと思った』

『だから私は今日、ここに来ました
新学期から、私も通えるようお願いをしに…』

血操はまっすぐ校長を見て言い切った
校長は無言のまま

校長「…血操さんは、どんなヒーローになりたいのかな？」

『私は…』