あの人を助けるためならば_____【ポケモン】2

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洞窟まで着いた
この事件は大きなものだったらしく
周りの人に聞けば何でも教えてくれた

洞窟は崩れていて
何人かの人とポケモンが協力して岩を退かしていた

ナル「そんなんじゃ、時間がかかる…」

グリーン「おいお前！勝手に動いてんじゃねえよ！！！」

さっきの二人が後を追いかけてきた
Aがこの中にいるのなら
もっとはやく壊さないと死ぬかもしれない

俺のせいで
また…あの子が死ぬのか？

そんなの嫌だ
また俺はおいて逝かれる？
また一人になる？

Aを、自分の妹を守るのが兄の勤めだろ

俺はダッと前に出て大人たちに指示を出す

ナル「そこは壊しちゃダメだ！」

頭を動かせ

「な、なんだ？」

ナル「左下の小さな岩を壊して！」

脳を働かせろ

ナル「そのポケモンはあっちの大きな岩を崩して！」

俺の頭脳なら
すばやく安全に岩を崩せる

この人たちは俺の指示通り動いてくれた
すると、ドシャッと一気に岩が崩れ落ちた
あっという間に穴が空いた

どうやら内側は崩れていないらしい

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