マキマさん似の少女、大正時代へ転生する【鬼滅の刃】【チェンソーマン】

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瑠火「ご冗談を…」

『冗談じゃないですよ』

マキマさんの力舐めないでくれる？

槇寿郎「瑠火の病は不治の病だ
治るなんてことがあり得るわけ…」

『私が治ると言えば治るんです』

瑠火さんの病は公式で発表されていない
ただ、予想としていろんな案が出されていた
その中で一番可能性を秘めている病が"結核"だ

本当にそうかはわからないけどね
てか今回の件ではなんの病気でも関係ないんだよね

瑠火「あなたの言う方法では、私は治るのですか？」

『治ります』

瑠火「絶対にですか？」

『絶対です』

瑠火さんは少しの間無言になっていたが
すぐに「わかりました」と言った

瑠火「お願いします。
私の病を治してください」

槇寿郎「瑠火！？」

瑠火さんは決心したようだ
赤の他人を信じてくれている

瑠火「槇寿郎さんは廊下に行ってください」

槇寿郎「だが…」

瑠火「私はまだ生きたいんです
あなたもそれを望んでいるのなら、彼女を信じてみましょう」

瑠火さんは優しく微笑んだ
その笑顔を見て槇寿郎さんもしぶしぶ廊下に出た

『…では、始めましょうか』

治療法は至って簡単
マキマさんの能力で支配すればいいだけ

『今から言うことに従ってくださいね』

瑠火「わかりました」

『"私と契約すると言いなさい"』

瑠火「…契約します」

よし

『あなたは今から死にます』

瑠火「え？」

なんでって思うでしょ
でも大丈夫だよ

瑠火さんの代わりに鬼が死ぬだけだから

『命令です。細胞よ、死になさい』

瑠火「………」

ﾊﾞﾀﾝと倒れ込んだ瑠火さん
やり方が悪いと思うかもしれないけど許してほしい

瑠火さんは死んじゃいけない
彼女の代わりに鬼が死んだだけ

鬼だって解放されたんだよ
良いことじゃん？

瑠火「…、」

瑠火さんが目を開けた

『おはようございます
体の具合はどうですか？』

瑠火「体が、軽い…？」

『それはよかったです』

瑠火「どう言うことですか？」

『あなたの代わりに鬼が死んだだけですよ』

瑠火「鬼…？どうやって…」

『それは言えません
でも、あなたの病は治りました
もうここで寝る必要もありません

あなたはこれから、幸せに暮らせば良いだけです』

瑠火「…私は、生きることができるのですか？」

『はい』

瑠火「槇寿郎さんとも、まだ幼い子たちとも、
一緒にいられるのですか？」

『もちろんです』

瑠火さんは涙を流した
美人の涙は絵になる

瑠火「ありがとうございます…」

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