マキマさん似の少女、大正時代へ転生する【鬼滅の刃】【チェンソーマン】

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女主side

やばいやばいやばい！！！
こんなに焦るなんて久しぶりだよ

さっき山道を通るあまね様を見かけた
つまり、もう2人と会っているということ

そして夜が明けている
このままでは間に合わない

『…！見えた』

木々に囲まれた小さな家
あれが時透家だ

『時透有一郎！！！！』

今までにないほどの大きな声で、有一郎くんを呼ぶ
中に入ると、有一郎は目を瞑っていた
無一郎は気絶している

『っ有一郎くん！起きてッ！！！』

まずい、まずい…
このままだと本当にやばい…！

『ッ起きろ！有一郎！！！
お前の死場所はここじゃないッ！！！！』

有一郎「………っ、？」

うっすらと目を開けた有一郎くんを見てホッとする
ギリギリ間に合ったようだ

有一郎「…天使が、迎えに…？」

『命令です！
私と契約すると言いなさい』

有一郎「………契約、しま…す」

！やった

『あなたが死ぬことは許しません』

絶対に死なせない…！
瑠火さん同様、有一郎の命と鬼の命をかけた

どこかの鬼は死に、有一郎は復活
これでなんとかなるはずだ…

『…』

有一郎は疲れたようでまた眠りについた
千切れた腕も元通り
体は血まみれだが、大丈夫そうだ

『ふぅ』

そろそろあまね様が来る
私は早くここを離れなければ…

推しである無一郎と有一郎に会えたのだ
それだけで幸せだ

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