愛が７３つ ページ18
『暑いの、嫌いなのになぁ...』
１度刀を握り直す
息を、吸い直す
《日の呼吸 灼骨炎陽》
「なんだ！？」
「炎！？」
氷とは離れ一挙に挙がった炎に観戦していた隊士達がざわつく
悲鳴嶋「ようやく、使ったか...」
『バレてましたか』
蒼かった刀は黒に
透き通る氷だった呼吸は全てを焼き焦がす日へと変わる
《伍ノ型 瓦輪刑部》
《日暈の龍 頭舞い》
鬼殺歴は少ないけれど
上弦、無惨と戦った回数は誰よりも多い
その戦いの経験は訓練の５年分、１０年分、それ以上に相当する
更に私は五感が優れている
空気の揺らぎ、風を切る音、様々な場所から放たれる匂い、微かな動きも全てを見逃さない
日の呼吸は最強の呼吸
それを踏まえて見れば経験値が悲鳴嶋さんに劣るなど、
力量に差があるだの、
一体誰が言えることだろう
『あははっ！
久々のこの感覚、ゾクゾクするね』
体に流れる何百年と歴史を持つ月咲の血が、
戦うことに形容しがたい高揚感を持って全身を駆け巡る
体が熱い
血が沸騰しているみたいだ
瞬きすれば倒れてしまうかもしれない
でもまだ戦っていたい！
まだやり足りない！
もっと、もっと____
「そこまでだぜ、お２人さん」
刀が互いの首に届く寸前
第三者の声が割って入った
『邪魔しないで下さいよ、宇髄さん』
面白かったのに...
体に巡っていた血が、冷めてくる
昂りが落ち着いた
「す、すげぇ！！」
「氷柱様も劣らないほど強かったな！！」
「圧巻だった！」
ワァッと歓声が上がった
悲鳴嶋さんも、私も、汗ばんでいる
息が少し乱れている
あと少しで本気まで届きそうだったのに...
と思ったけれど、残念がる気持ちは直ぐに捨てた
本当にその域まで行ってしまったら、
この場で悲鳴嶋さんを殺してしまいそうになる
殺すのは鬼だけにしとかないと...
『
誰にも聞こえない声で、ポツリと呟いた
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アイリス(プロフ) - アイさん» ありがとうございます！物語も終盤ですのであと少し頑張ります！ (2021年3月31日 23時) (
レス) id: b185c217cf (このIDを非表示/違反報告)
アイ(プロフ) - すごく楽しくて一気に読んでしまいました！これからも頑張ってください！応援してます！ (2021年3月31日 19時) (レス) id: 2782a43946 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 多作品のキャラクターを同時系列で纏めてしまうのはあまりオススメしませんね。読者さんに背景設定が伝わりにくくなってしまいます。クロスオーバーなら２作ほどが良いのでは？ (2021年3月22日 19時) (レス) id: b185c217cf (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 貴方の知ってるアニメですよ。ワンピースです。夢主は約エマと炭治郎の娘です。 (2021年3月22日 19時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 良いですよ。ただ何の作品かによってはお断りさせていただくかもしれません。どう合作するのかは分かりませんが...。それと申し訳ないですけど東方は知りません。 (2021年3月22日 19時) (レス) id: b185c217cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイリス | 作成日時：2021年2月18日 22時
