抜錨 ページ23
うそだ…。
肥大化していく女王を前に、焦る。
ノーマン「核は破壊した…ちゃんと。間違いなく！この目で確認したんだ」
レイ「じゃあ…女王は「核を壊しても死なない」のか、もしくは、「王あるいは王族には核が複数存在する」のか」
王の血は別格___
Aの報告書を思い出す。
核を２つ持つ王族もいる、と書いてあった。
ノーマン「ヴィンセント、シスロ達を連れて先にアジトに戻ってくれ。僕はザジと残る。女王をなんとかしたらすぐ追いかける！」
ヴィンセント「しかしそれでは…」
ノーマン「ここは危ない。早く…！頼む！！」
ヴィンセント「＿＿わかった！！」
でも、あれを＿＿一体どうすればいい？
割れた大きな繭の中から出てきたのは、顔のない女王だった。
女王「あなうれしや。揃うておる。目を覚ましたら目の前に。最高級GF第３飼育場特上３匹。"あやつ"の言う通り、お前達は皆生きていた。
あの子、つまりAのことだろう。
そして、「あやつ」は＿＿＿
_____________
エマ「急ごう！アジトへ！」
ノーマン「ああ急ごう。確かに今の状況はまずい」
ソンジュとムジカに王都の収集を頼み王城の外へと走る。
女王の言葉で確信した。今王兵を動かしているのは恐らく＿ラートリー家現当主、ピーター・ラートリーだ。
ラートリー家は鬼達に密告できない筈だった。
すればラートリー家の過失。
水面下での収集は不可能。
の、筈だった。
全て女王に報告する。
そしてその過失ごと女王を留め置き兵を獲る。
レイ「起死回生、逆転の一手…まさか、そんな手に…」
ノーマン「Aが言ったのは多分このことだ。「女王は損益より己の私利私欲を優先する」、脱走者の身柄を"女王に"献上することに釣られた」
エマ「え、でもそれじゃあ「女王、五摂家を殺しても、意味はない」は？女王も五摂家も殺したから私たち食用児を献上する相手がいないよね？」
レイ「そう、それだ。きっとピーターには何か思惑があるんだ。でもそれが何か分からない」
ギルダ、ドン、ヴィンセント達と合流し森に出たところで焦った表情のオリバーが馬から飛び降りた。
オリバー「大変だ。みんな…アジトが…！」
焦燥と不安が入り乱れる空気の中、エマが言った。
エマ「行こう、GFへ。Aが、
弱くていい。1人じゃない。
だから僕らは強いんだ＿！
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鯛だし塩ラーメン - 本当にないてしまいました。作品のクオリティもそうですが、今もガチ泣きしています。軽い気持ちで読み始めた作品でしたがクオリティの高さに驚き感銘を受けました。これで読むのは2週目ですがこの作品は月一で読みたいです。 (2月23日 0時) (
レス) @page49 id: fe38abeccf (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 何回も読み返します、色々伝えたいことはあるのですが、流石に失礼します！ほんとのに大好きです‼︎長文失礼しました (2023年1月10日 9時) (レス) @page49 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - ずいぶん前ですけど、完結おめでとう御座います!本当に泣いてしまいましたし、言葉などとても綺麗です!物語ももちろん解説などとても感動しました!自分の好きな書き方で、とても尊敬しています。長編お疲れ様でしたずっと応援させて頂きます!とても楽しく面白かったです (2023年1月10日 9時) (レス) @page49 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
未麗 - 感動しました〜〜(T ^ T) ピーターとの関係性、家族愛、レイとの物語（？）全てに感動しました。これからも頑張ってください。応援してます！！ (2022年11月7日 10時) (レス) @page49 id: 68238521a7 (このIDを非表示/違反報告)
Luna - 途中でちょくちょく泣いちゃうようなお話でした！とても面白かったです！こんな素敵な作品を書いて下さりありがとうございました！ (2022年9月19日 1時) (レス) @page49 id: 3d29eeb498 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイリス | 作成日時：2021年10月27日 7時
