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「ラン・A。あなたたち海賊を締め上げ海軍に引渡し小遣い稼ぎをしようとしてたの」
ロ「生憎そんな弱くねぇもんでな」
「えぇそうらしいわね、オペオペの実でも食べたのかしら」
ロ「あぁそういったところだ」
「何をしにこの島へ来たの、暴れるなら容赦なく縛り上げるけど」
ロ「食料調達に来たそれまでだ。そしてここのクルーはお前にやられるほど弱かねぇ」
「負けなんて言葉私しらないわ」
ロ「なら殺るか」
「生憎私も殺し合いをしにここへ来たわけじゃないの。服を買いに来たの」
ロ「服を買うついでに海賊も縛り上げ様なんざ、随分と欲張りじゃねぇか」
「そうかもね。私服を買いに行くから心臓返して」
ロ「俺もついて行く」
「いやよ、来ないでセクハラよ」
ロ「知るか」
私が服屋へ向かうと海賊も付いてくる
抵抗出来ないのが辛い。なにせ心臓(弱み)を握られているから
「人生で自分の心臓を見る日が来るとは思わなかったわ」
ロ「体の中見せてやろうか？」
「え、遠慮しとくわ」
冗談に聞こえないとこがまた怖い
服屋に入ると店番のおばあちゃんが言う
『いらっしゃい、また服を買いに来たのかい』
「また燃やされたの」
ロ「何で服が燃やされんだ」
「私の服装が気に入らないらしくていつも捨てるの。だなら今日も喧嘩して家を出てきた」
ロ「くだらねぇ」
「ほんとによ」
海賊も店内を見て歩く。心臓を持ちながら
私は燃やされたマントと羽付き帽子を買う
ロ「俺が払う」
「海賊のお金なんてロクなお金じゃないからいい」
ロ「黙って見てろ」
うわ。こいつレジの下で心臓を脅しに見せつけてきた
「ありがとうございます、最低男」
ロ「あ？」
今ならルッチが何億倍も可愛く見える
ロ「今着てくんだろ、着ろ」
「ありがとう」
私はマントを羽織り帽子をかぶる
ロ「お前見た目はガッツリ海賊だぞ」
「うるさいわね」
私たちは服屋を出て外を歩く
「あなたいつまで付いてくるの？心臓返して」
ロ「お前がハートの海賊団のクルーになりたいと言うまでだな」
「なにそれ、卑怯よ」
ロ「弱い奴が悪い、Aクルーになれ」
「心臓かえしてほしいからYESしか答えられないじゃない」
トラファルガーが悪魔のような笑みでこちらを見てくる
「じゃあいいや心臓諦める。大切に保管しててね」
あいつはマジかよという顔を私に向けていた
『お嬢さん新聞いらんかね』
「ひとつ下さい」
お金を私新聞を貰う
記事はこうだ
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作者名：しめじ | 作成日時：2020年9月14日 0時
