もう9人。 ページ10
「やっほ、レーイ。」
「……おう。」
「いや、素っ気ないなぁ」
レイの隣に座り図書室から持ち出した本を開く
「…」
「…」
無言が続く中レイが口を開いた
「…えっ、何しにきたんだよ。」
「んー、遊びに来た？」
「何で疑問形なんだよ、遊びに来たならエマ達は鬼ごっこしてるぞ」
と呆れた様にそう呟いた
「いや、レイと遊びにきたんだよー。」
「パス」
「即答？！」
驚きつつもめげずに会話を繋げる
「大体、Aは運動得意なんだからノーマンと一緒に鬼役やったらどうだ？」
「今日は動きたくない気分なのー。レイー、話そーよ」
「はぁ、、お前なぁ」
私の我儘にレイは冷たい視線を送りため息をついた
「まぁ、話すだけなら良いけど、、」
「えっ、うそ！」
「お前から言い出したんだろ？、、ったく頭は良いのに何でこういう所は馬鹿っぽいんだろーな。」
肩を竦めて言うレイに私は心の中で喜びを抑えた
「いや、頭が良いのはレイもでしょ。あと最後の事は聞かない事にしとく。」
自分が持ってきた本のページをパラパラとめくった
「いーや、Aの方がずば抜けて良いだろ。」
そうするとレイはパタリと本を閉じて私の方を向いた
「えっ、なに急に、褒めるなんて」
「だってお前はフルスコア取ってるの俺たちより結構前だっただろ。」
「勉強したからね。努力を褒めて欲しいよ。ママに褒められるの嬉しいしね」
どう思っているんだろう。
ママの為に勉強してるって言われて。
実は里親に何か渡さない、私達を売るためにテストを受けてるってこと
本当の事を教えたいんじゃないかな？レイは
小さい頃はあんなに泣いてたからママの行動は今でも反対のはず、、だから私達を助けたいはず
「Aはママ大好きだよな。」
レイは目線を少し下げて声のトーンが少しだけ低くなった
さっきまで木に背をつけていたのに急に前にのめり出した
これだけの動きがあれば大体予測はつくだろう
やっぱりレイはママと繋がってるんだ
そしてその事については反対してる
そう確信した
「あったりまえじゃん！」
もちろん笑顔で答える
「でもさ、レイもママと仲良いよねー。」
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お土産(プロフ) - クミコさんさん» ありがとうございます！お互い頑張りましょう！ (2019年7月30日 2時) (
レス) id: 2d8b0d717d (このIDを非表示/違反報告)
クミコさん - はぁ……すんげえ好み。マジドンピシャ。なんでこんなのかけんの？？(八つ当たり。更新、頑張って！d(￣ ￣) (2019年7月29日 21時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
お土産(プロフ) - 夜流さん» 性格面で褒められると有難いです！これからも頑張って更新していきますね (2019年5月24日 7時) (レス) id: 2d8b0d717d (このIDを非表示/違反報告)
夜流 - ここの夢主の性格がすきぃい！今ある文全部見たのですが、とても面白く続きが気になります！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2019年5月24日 1時) (レス) id: 09102a6a48 (このIDを非表示/違反報告)
お土産(プロフ) - 81194さん» ありがとうございます！レイ君いいですよね！ (2019年5月23日 20時) (レス) id: 2d8b0d717d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お土産 | 作成日時：2019年3月31日 22時
