【約束のネバーランド】年長者はもう1人。【レイ】

もう3人。 ページ4

別にこのハウスの異変に気づいたのは最近では無い


小さい頃から変だと思っていたが、


兄弟が里親に出された後、補充するようにもう1人兄妹が増える


それがずっと続いてる


無かったことなんてほぼない


偶然だと思えば思うほど疑う





それと、レイの態度


もう余り表情には出さなくなったけれど兄妹が里親に引き渡されたその日


レイは異常な程に落ち込んで泣いていた



いや、落ち込無んじゃなくて怯えていた



そして、ふとした時にレイが消える



多くは夜中か昼の遊んでいる時



特に皆が鬼ごっこに参加中の時



私と一緒にいる時などは居なくならない



バレたくないのかもしれないと思った



それと同時にママも居なくなっていた



この時もしかしたらレイとママは繋がってるんじゃないか



と私は感じ取っていた



これなら小さい頃に怯えてた理由も分かる



兄妹の行先は分かるから



と自分の周りにある物、人、状況で判断した


しかし、その先がどうなっているのかは知らない



あながち人身売買でもされてるんだろう、



それだったらお金の為に兄妹を売ってまた稼ぐため補充する



これなら有り得る




っと気づいたのが2年前の8歳くらいだ





今までは考えたくもなかった





しかし、いつ里親に出されるか分からないと考える度におぞましくなる




どんどんいなくなって行く兄妹に新たに増える兄妹









「こっちは出来たよ、ママ」



「あら、早いわね。流石A」



「……普通だよー」









この言葉も私達を騙す為にしている

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