5章｢独りじゃない｣ ページ37
あ｢………！！リ、クオ…くん？｣
リクオ｢お前には俺らがいる。独りで溜め込んで苦しそうに笑う姿なんて見たくねぇ…
いつでも求めろ。誰でも良いから呼べ…俺らを頼れ……絶対に助けてやるから｣
あ｢け、けど…ずっとそばにいるなんて事、できないって…｣
リクオ｢ああ、その為の三羽鴉の護衛…だしな。だけど、お前を独りにする程…余裕が無いわけじゃねぇよ…｣
あ｢……！｣
リクオ｢なぁ、A…
オレは…そんなに頼りねぇのか？｣
あ｢…え……？｣
リクオ｢まあ、確かに今日…雑魚妖怪にはお前のチカラが無くちゃ勝てなかった
だけど、今日襲われたのに意味があるとオレは思った。お前のチカラの覚醒…お前の血について、知る事が出来た。お前には悪いが…とても有意義な時間だとオレは思う｣
あ｢…うん、私もそう思うよ。自分の事が分かれたのは、１番の情報入手だと思った。
それに、少しだけ…だけど……チカラの使い方もわかった…。リクオくん、私ね…頼って無いわけじゃないんだよ…｣
リクオ｢ああ、それは知ってるさ。こわいんだろ？俺らが傷付くことが…独りになる事が…
だから、無意識に少し壁を作っちまう｣
あ｢…うん。リクオくんの言う通りこわいよ、私はあなた達に傷付いて…死んで欲しくない…
みんないい人達…だから…この血がある限り…私は……｣
リクオ｢独りじゃねぇ…つーか、独りに何てしねぇよ。俺が独りに何てしねぇ…だから、安心しろ｣
あ｢(今まで、そんな事を言ってくれるような人は居なかった…)……どうして、そこまで？私はあなた達の他人でしか無いよ？｣
リクオ｢他人じゃねぇだろ？お前はもう、俺の仲間だ…失くす訳には行かない…大切なやつ…
だから守るんだ。絶対に、な｣
あ｢…ありがとう。でも守られるだけってのも嫌だから…私にも守らせて？｣
リクオ｢おう、オレはお前を必ず守る。お前は俺の手助けをしながら後方で守ってくれ｣
あ｢ｸｽｯ、ええ…必ず。私…リクオくんと会えて良かったって思うよ｣
リクオ｢……？｣
あ｢リクオくんみたいな優しい人と巡り会えた。それに私、こんな風に自分のことを話す事…無かったし…だからね、凄く感謝してる…ありがとう｣
リクオ｢フッ、俺こそ助けて貰った事には感謝してるぜ｣
Aは、目を見開いた後…薄く笑う
それからAとリクオは月を見ながら話した
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吹雪蘭丸2(プロフ) - 毎回見させていただいてます！面白いです！！更新頑張ってくださいね！あと、リクなんですが、ソウルイーターがいいです！！！よろしくお願いします (2018年8月8日 0時) (
レス) id: cab636fc5c (このIDを非表示/違反報告)
神無月(プロフ) - リトさん» コメントありがとうございます！マギ…ですね！アンケートありがとうございます！ (2017年12月2日 16時) (レス) id: 3a21fc58e8 (このIDを非表示/違反報告)
リト - マギがいいです！ (2017年12月2日 10時) (レス) id: 395a135f20 (このIDを非表示/違反報告)
神無月(プロフ) - さらさん» そんなっ(照れ)ありがとうございますっ！もう嬉し過ぎて涙が…ｯｯ！皆さんの為に更新頑張りますね！！ (2017年11月9日 17時) (レス) id: 3a21fc58e8 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 神無月さんの小説全部大好きです！ヨナも今日一気に読みました！更新楽しみにしてます！ (2017年11月8日 22時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嗣埜乃(しのの) x他1人 | 作成日時：2017年9月14日 20時
