2章｢過去｣ ページ11
あ｢ぁ………っ、…はぃ……｣
奴良｢そんなっ！あ、まさか…イジメ……とか…？｣
あ｢…いいえ、友達はいたし…みんな優しいし…だから、…違います｣
奴良｢それじゃあ…｣
首無｢家族からの？｣
あ｢…っ！…((ｺｸｯ｣
眉を八の字にさせ、目を泳がせながら3人の目と合わせる事は無く、小さく頷いた。
奴良｢な、なんで…そんな……｣
あ｢仕方ないんです。私は元々は孤児で…あの人たちの養子にしてもらった身……
多少の文句等はあれど、私にはそんな勇気は無い…から……｣
鴆｢だから、黙ってやられるってか？｣
あ｢…そういう事になっちゃうかな…
だって彼処以外…私の居場所は、無かった…から……｣
奴良｢…！！｣
あ｢ごめんなさい、暗い話をして｣
首無｢それは気にしなくてもいいんですよ
私達が切り出したのですから｣
あ｢…ん、そう言ってくれると助かります。それにこんなの気軽に誰かに話せる事でも無いし…
ありがとう、聞いてくれて…少し気が楽になった気がする｣
奴良｢それなら良かったよ。僕達もごめんね、嫌な事を思い出させながら話しをさせる…なんて……｣
あ｢いいえ、多分私は…
誰かに聞いてほしいと心の底で、そう思っていたんだと思います｣
鴆｢そうか、ま…取り敢えず、だ
怪我が完治するまで此処で絶対安静！！わかったな？｣
あ｢…！？だ、だけど…｣
奴良｢先に言っておくけど…迷惑じゃないよ。それに、帰りたくなかったらいつまでも居てもいいからね｣
あ｢…っ、あり、がと……(この人たちの言葉は……凄く心に染みて……安心できる…
奴良くんがそうさせるの？)｣
奴良｢うん。｣
鴆｢リクオ｣
奴良｢…？何、鴆さん｣
鴆｢総大将には話とけよ｣
奴良｢あ、うん。首無…おじいちゃんは？｣
首無｢総大将でしたら、池に……｣
奴良｢ありがとう。仁山さん…｣
あ｢あ、はい…｣
奴良｢おじいちゃんに話を通そうと思うんだ…ついてきて｣
あ｢…((ｺｸｯ｣
リクオは、ついてきて…そう言うと廊下を進んで行き、広い庭につき
そこには、様々な妖怪がいた
小さく可愛い妖怪から大きくこわそうな妖怪までいる
リクオと同じ位の身長のお爺さんがいた
私は何故かそのお爺さんもあの人に似てる…と、思った。
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吹雪蘭丸2(プロフ) - 毎回見させていただいてます！面白いです！！更新頑張ってくださいね！あと、リクなんですが、ソウルイーターがいいです！！！よろしくお願いします (2018年8月8日 0時) (
レス) id: cab636fc5c (このIDを非表示/違反報告)
神無月(プロフ) - リトさん» コメントありがとうございます！マギ…ですね！アンケートありがとうございます！ (2017年12月2日 16時) (レス) id: 3a21fc58e8 (このIDを非表示/違反報告)
リト - マギがいいです！ (2017年12月2日 10時) (レス) id: 395a135f20 (このIDを非表示/違反報告)
神無月(プロフ) - さらさん» そんなっ(照れ)ありがとうございますっ！もう嬉し過ぎて涙が…ｯｯ！皆さんの為に更新頑張りますね！！ (2017年11月9日 17時) (レス) id: 3a21fc58e8 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 神無月さんの小説全部大好きです！ヨナも今日一気に読みました！更新楽しみにしてます！ (2017年11月8日 22時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嗣埜乃(しのの) x他1人 | 作成日時：2017年9月14日 20時
