アムネシア4 (ページ9)

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番外編ページ9

私が驚いた顔をするとブルーは何かを呟いて小さい子供のところに行った

何だったのだろうか

「知り合いか何か？」

『いや、全然…今日が最初だよ？事前に調べてた訳でもないし…』

「あのさ、李央…」

「みなさん！こんにちはー！！」

あゆが何か言いかけたところでショーが始まってしまった

『ごめん、後で聞いてもいい？』

「いや、なんでもないから気にしないで」

“お察しの通り参加型でーす”なんて言いながらニコニコしている彼が

とてつも懐かしく感じた

ショーはとても綺麗で

みんなでやる振り付けもわかりやすくてとても楽しかった。

『ねぇ、あゆ』

「んー？」

『また、来たいな』

私がそう言うと、あゆはふわりと笑っている

「…うん、そうだね

誘ってくれたらいつでも行くよ」

『ありがとう』

「いーやっこっちこそ誘ってくれてありがとう！」

『またバイト頑張んないとね』

「あー、それ言わないでよー…」