アムネシア4 (ページ8)

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番外編ページ8

「もうちょっとで始まるんじゃない？」

『うん、そうだね』

今日はあゆと2人で日帰りでディズニーに来た

なぎとゆうは予定があって来れなくて少し残念…

「珍しいね、李央が一緒にディズニー行こうだなんて」

『うん、何となく来ないといけない気がして』

「なんだそりゃ、まあ私も気になってたからいいけどさ

それにしても良かったよね、初日で最前列の真ん中これて」

『ホントにね』

2人で話してるとショーが始まる放送が流れた

「ああ、ほら来たよ」

『うん』

キラキラとあちらから歩いてくる綺麗な青と白の男の人

彼は目が合ったと思うと真っ先にこちらに歩いてきた

「来てくれて嬉しいよ」

『…私も、来れてよかった』

「約束守ってくれてありがとう」

『例えどうなっても来るつもりだったから』

「光栄だ、僕はまだ君のこと好きだよ」

『ありがとう、ブルー』

「李央っ？」

『あっ…え？』

今、何が起きたのだろうか

「そんなに見つめちゃってどうしたの？恋でもした？」

『え、いや…』

今彼と何かを話した気がした

その声はあゆに聞こえたわけでもなく

私が何を言ったかも覚えていない