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170.キュートな彼女 ページ35

「彼女が君に会いたいみたいで案内してきたんだ」

「…誰だそいつは、見た事のない顔だな」

『Aって言います…』

「美味そうだな」

「おい食べちゃダメだからな!いいか!彼女に傷を付けたらただじゃおかない!」

「はいはい、分かりましたよ王様

で、そのAとやらは俺に何の用だ?」

『えっと…』

何で、訪ねに来たとのだろうか

正直私も分からない。

え、どうしよう…

「どうした?A」

『えっと、あの_____』

「A!!!!!」

声が聞こえたと思ったら後ろから何かが飛びついてきた

「えへへっ、Aが会いに来てくれるなんてスカーちゃん嬉しい!!!」

見てみると、ハイエナ…?

『あの、ごめんね、私覚えてないの…』

「ええっ?覚えてないのぉ?スカーちゃんしょぼぼん…」

『ご、ごめんねっ』

「口調も変わっちゃってほんとに覚えてないのね!本当にA?」

『うん、そうだと、思う…』

「あ、でも匂いはちゃんとAだ!!」


私に顔を近づけ、クンクンと動物特有の音がする。

食われるとは思わないけど、こ、怖い...

私が不安そうにしていると、先程のライオンが怒っていた。

「おい、スカー、ちゃんと説明しろ」

「はいはーい、この子Aちゃんはね!私のお友達なの!」

「あぁ、あっち側で仲良くなったやつか…なら、」

ライオンのスカーが首を振るとハイエナのスカーは人間の姿に変わっていた

「思い出した?」

『うーん、思い出せない…

あっ!』

「どぉ?」

『お散歩、誘えなくてごめんねって、言わなきゃって思ったんだ』

彼女にはこれを伝えなきゃ行けなかったんだ

誰かと誰かと散歩するって時にスカーは反対されて誘えなくて……

「ううん、いいの!また今年行けばいいんだから!」

『そう、だね…』

「大丈夫!絶対にAもあそこでまたみんなと居れるよ!」

『私は、誰といたかなんて覚えてないけど、そう言われると嬉しいな』

「…A、消えかかってる…」

『もうなんだ…

別の世界に飛ぶみたいなんだ、だから…』

「うん、また会おうね!」

『うん、また!』

恋のアタック頑張れ、なんてね

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作者名:bat | 作成日時:2019年4月13日 1時

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