アムネシア4 (ページ26)

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161.大きなお城ページ26

目の前にはすごく大きなお城。

アップルさんになんじゃあの大きいお城と聞いてみれば

「あれが我が女王、ウィックドクイーン様のお城だ」

と、答えられた。

『ほへー、なんか見たことある気がするんだけど何でだろう…』

「君がこの世界に来たのは初めてのはずだが？

もしかして、ここのお話を見たことがあるのではないか？」

『お話？』

「あぁ、ここは白雪姫の世界だ

人間なら、一度は見たことがあると思うが…」

白雪姫…ってあの鏡に聞いて毒りんご食べさせてキスで目覚ましてってやつ？と聞いてみると

省きふぎだと呆れられてしまった。

酷い、事実じゃないか。

『あ！だからアップルポイズンね！毒りんごって事か！！』

「今更か…あぁ、私は毒りんごだ」

『はぁー、なるほどねぇ…んで、なんでそんな世界に私が来ちゃったんだろ…』

「女王様ならきっと分かるさ」

『…で、女王様は？』

「すまない、留守のようだ…」

『マジか、いつ帰ってくるかも分からないみたいだし…それまで暇だしなぁ…

…あ！！！』

と、閃く。

そうだよ、ここは白雪姫の世界！

なら...

『私！白雪姫が迷った森に行きたい！！！』

「何を言っている、万が一危ない目にあったらどうするんだ」

『そしたらアップルさんが守ってよ、強いでしょ？』

あ、その顔さっきも見たぞ

呆れてな、分かるぞ