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157.これで...(side:あゆ) ページ22
これで良かったのだ
エイトフットさんの話の通り
李央はあちらに行きたいだろう
「周りが見兼ねてお迎えに来るんじゃないかな？じゃねーよ…」
ホントにお迎えに来てくれたエイトフットさんは何を思っていたのだろうか
家に帰ると彼の姿は跡形もなくなっていて
実は全部夢だったんじゃないかって
そう思い込みたかった
このまま李央はここにいてくれたらなんて
そんな事考えちゃって…
でもきっと、明日には李央の姿も記憶も
今の彼みたいに跡形もなくなっていると考えると
「…それはやっぱり、寂しいなぁ…」
自然と涙がこぼれてきてしまった
それでも、私は李央の意見を尊重するよ
大好きだよ、李央
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作者名：bat | 作成日時：2019年4月13日 1時
