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155.小説の話? ページ20

「李央らしくていいと思う」

『でも何で急に?』

「そんな小説を書いてただけ、かな」

『えっ、それ読みたい』

「ダメダメ、恥ずかしいもん

…そのキャラの友達はさ、その異世界人に相談されちゃってさ、協力してて

なのに主人公は全然思い出せなくてさ

その割に悲しそうな顔してんのに聞いてみると何でもないって

もう大変って困ってるんだよね」

『なるほど…』


その主人公ちゃんも、大変なんだろうなぁ…



「その異世界のやつもまだかまだかって会ったばっかなのに文句ばっかりでもう嫌になっちゃう本当。」

『思い出すといいね、その主人公』

「…うん…、でもねその子が記憶を戻したら多分居なくなっちゃうんだ…」

『友達はそれが寂しいの?』

「そう、だね、寂しい。魔法でその子のことも忘れちゃうらしいからさ」

『そっか…』

「でもそれが、その子の意思なら

私はそれを尊重する、止めたりはしない」

『あゆがその結末でいいなら、いいと思うよ』

「うん、ありがとう」


なんか色々決まったわーなんて言って背伸びをする

スッキリしたならそれで良かった

156.その名前→←154.在り来りなありえない話



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作者名:bat | 作成日時:2019年4月13日 1時

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