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146.どこか行かない? ページ11
「りおー?」
『ん?』
「帰りにどっか寄らない?」
『いいよ、なぎとゆう誘ってくるね』
「あ、いや、今日2人で。
ダメかな?」
『ううん、全然いいよ』
あゆとは小学校からの仲だけど
放課後2人でなんてことは珍しい
「マックのさ期間限定食べたいんだよね」
『奢ってくれてもいいのよ?』
「しょうがないなぁ李央はっ」
『やったぁ、ありがとう』
帰りにマックに寄って
2人でくだらない話をしていたが
途中であゆの雰囲気が変わった
「李央さ、なんかあった?」
『何かって?』
「分かんないけどさ、ボーっとしてる事増えたし、時々悲しそうな顔するし」
『そう、かな?そんなつもりないんだけど…』
「じゃあ、なんであの時泣いてたの?」
言葉が止まってしまった
聞かれても答えられない
自分でも分からないんだよ…
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作者名:bat | 作成日時:2019年4月13日 1時