アムネシア4 (ページ2)

今日:9 hit、昨日:1 hit、合計:26,713 hit

141."ありがとう" ページ2

『…ありがとう、一緒にいてくれて。

来年、絶対に会いに行くね』

「でもA、このまま君をほおっておけない」

『大丈夫、たとえヴィランでも数ヶ月一緒にいた家族みたいなもんだから、殺されやしないよ』

ただ、現実に帰るだけだ

ブルーは不安そうにしていたが

事態は変えられないことを理解したのか諦めた

「…ショー、最前列にいてね

…それと、私はずっとAの事好きだ

前の君は話を聞いただけだから分からないけれど、A、君は君だから

前の君もAなんだよ…って、何言ってるか分からなくなってしまったよ…」

『ううん、嬉しい

本当にありがとう、一緒にいた時間短かったけど楽しかった

私の紫のクリスタル。

願いは彼らとずっと一緒に居たいだっけ。

その中にブルーも入ってるよ

ここで出会ったみんな、ずっと一緒に居たい

皆、私の大切な人だから』

「流石A

そーゆうところ、ホントに大好きだ」

『私も、ブルーの事大好きだよ』

私がそう言うと、彼は少し苦笑いをして続けた

「君のその好きをいつか恋愛に出来るように頑張るよ」

「そろそろいいか？」

「じゃあ私は行くよ

A、クリスタルの加護があらんことを」

そう言うと彼はシュッとどこかへ行ってしまった

『…ありがとう、ブルー……』