アムネシア【ヴィランズ手下】

28.お散歩 ページ30

お散歩中にジャックさんは歌い、ダルさんは周りを案内してくれた。


初めての外のはずなのにどこか見たことがある景色。


でも、こんなに静かなのは初めてだった。




歩いてると色んな人たちが手を振り、少しおしゃべりもした。


とても楽しくてそんな時間はあっという間に過ぎてしまった。



dm「ただいまー！」


mf「おかえり」


jh「あー楽しかった。ね、A？」


『はい！とても楽しかったですっ

また機会があれば行きたいです』


あの朝の冷たい空気。

大きな海、人が少なくて静かな世界。

出来ればまたあの空気を吸いたいと思えた。


dm「いいぞ！いつでも行こうな！」


ap「Aが楽しかったのなら良かった。
朝食、出来てるぞ。ちゃんと手を洗ってきなさい」


dm「はーい」


アップルさんのお母さん感に少し笑いを堪えつつ、お散歩も悪くないなぁなんて思った。

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