Into your eyes【黄】

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「菜々子聞いてよー、」




お昼休憩、私はいつものように受付嬢の菜々子のとこに財布片手にダッシュした。




「なに？どうしたの？とりあえずランチ行こ？そこで聞くし」



「うん」





菜々子はしっかりしてるし美人だし噂に強いし防衛力も最強っていう、無敵な女。


大学の頃から付き合ってる彼は弁護士だし、結婚も秒読み…羨まし…





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「ふーん、イケメンとの再会かぁ」




今日のランチはオムライス。
こういうお店のリサーチも菜々子は得意。


ちなみに菜々子も大学から関西だから標準語なんだよね(笑)




「めっちゃ馬鹿にされるの…
大学時代ビッチだったとかって中間部長の前で言うんだよ…？」



「Aがビッチってどんなお笑いなの？(笑)」



「笑い事じゃないよー！中間部長に嫌われたかなぁ…」



「え？そこそんな気にする？
中間部長のこと好きなの？(笑)」



「好きっていうか、かっこいいじゃん！
仕事できるし優しいし面白いし綺麗な目してるし！イケメンに嫌われたくないのっ！」





学生時代にいた憧れの先輩みたいな感じだよ中間部長は…




「ん〜まあわかんなくもないね。
けどもう中間部長も30越えてるし結婚じゃないの？」



「別に好きとかじゃないから！
結婚してもらって全然構わない！」



「そうなの？で、Aはいつ彼氏作るの？そのイケメン以降いないじゃん」




うぅ…その通り。ほんとにやばい。

23歳彼氏いない歴4年弱…おわってる





「望も付き合ってはないし…」



「イケメンはなんて？Aのこと」



「元カノみたいに部署の人に説明してるっぽい。あとご飯行こうってさっき言われた」



「それいけるんじゃない？まだ好きなんじゃない？Aのこと」




「ないないっ！イケメンでモテモテだし私の事なんかすーぐ忘れたはず！」




「も〜もっと自信持たなきゃ！ほんと結婚できないよ？」





はーーーー

菜々子とのマシンガントークっていつも終わんないし、楽しい。

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