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実は小瀧くんと私が付き合う1歩手前まで行ってた、なんて小瀧くん本人も覚えてなさそう


私は鮮明に覚えてるけどな〜

ふたりでご飯食べに行ったり、一人暮らしの私の家で添い寝しながら映画見たり…



けど、それがサークル内の女子にバレて妬まれて、弱い私はサークル辞めて小瀧くんとも距離置いたんだっけ…





苦い過去…。

もし戻れるならそんな勿体ないことしないのに…あれから彼氏いないし…やば





なんて回想をひとり給湯室でしてると、




「A」




不意に下の名前で呼ばれてちょっときゅんっときた。




「小瀧くん」



「いやまって望って呼んでくれてたやんなんでいきなり名字に戻んねん(笑)」




「え?そうだっけ?」



「ひど!俺ら仲良かったやろ?お泊まりデートもしたやん!」



「お泊まりデートって//」




っは、だめだめ!どもりすぎ!きもいぞ!



にしても覚えてくれてたんだね…モテ男のくせに。




「添い寝もしたやん…忘れたん?」



「わ、忘れてないけどっ」



「Aがサークル辞めたんもめっちゃびっくりしたし俺とも連絡取ってくれんくなったんショックやってんで?」




キュルキュルした仔犬みたいな瞳が私に刺さる。

…だめ、ドキドキする。だめ。
久々に会っていきなりドキドキとか軽すぎるって







「お前らなに仲良さそ〜に話してんねん」





え?

いつの間にか給湯室に中間部長もいて、思わずわって声が出た。





「もぉ〜部長!いいとこなんすよ!邪魔せんといてくださいって!」



恐るべし
さっき会ったばっかの上司にこの口調!


コミュニケーションお化け…





「お前ら付き合ってたん?」



「まあそんなとこっすね!」



「え!?嘘つかないでっ」



「嘘ちゃうやろ?それかA色んな人とあんなことしてたん?ビッチやな〜」



「はぁぁぁ!?//
部長に誤解されるからやめてっ!//」



「高橋ちゃん裏の顔あんの?」



「違うんです!望がてきとーなこと言ってるだけで」



「望って呼ぶくらいの仲やってんな(笑)仲ええのはええけどちゃんと仕事してや?」



「うっす!任せてください部長!
あ、明日の会議の件なんすけど…」





いきなりお仕事モードになって二人揃って給湯室から出ていくもんだから置いてかれた感はんぱない


てか、絶対部長に変な風に思われたよね?
わりとショックなんだけど…部長かっこいいから嫌われたくなかったし

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らみ(プロフ) - じゅんじゅんさん» ありがとうございます!頑張りますね!!! (2019年2月13日 2時) (レス) id: e8ab226f15 (このIDを非表示/違反報告)
じゅんじゅん - この作品大好きです!!更新大変かもしれませんが、頑張ってください!! (2019年2月11日 15時) (レス) id: af56be529e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らみ | 作成日時:2019年2月1日 16時

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