関係9 ページ9
私の部屋に入るなり、二口は私の制服のネクタイに手をかける。
いつもの様に、私の服を脱がせていく。
大きくて男らしい手が私の肌に触れる度に昂揚する。
『二口…』チュ
『んっ……』
キスの音が部屋に響く。
二口「今だけは俺だけのものだ」
チクッ
首に一瞬痛みが走ったけど気持ちよすぎて全く気にならなかった。
『大好きだよ?二口は私のこと好き?』
二口「当たり前だろ、好きじゃねえとこんな事しねぇよ」
そう言いながら優しく抱きしめてくれた。
神様は意地悪だ。
二口には別の好きな子がいる。二口が行為中に言う好きを聞く度にそれを思い知らされる。
だって好きって言葉にする時貴方は罪悪感にまみれた顔になるから。
*.。.:*・゚*.:*・゚
『二口ぃー頭乾かして』
二口「ほいほい…どーぞお嬢さん」
『んー』
ドライヤーで二口が手際良く私の髪を乾かす。
『最近バレーどうなの?あと桃原さんも』
二口「どっちも微妙だな、最近考えすぎるからバレーもあんま分かんない」
『インハイ予選見に行くことになったんだよね、だから勝ってよ?』
二口「何で見に来るんだよww」
『及川さんのこと見に行こってなったのクラスの子と』
二口「そーかよ、あのチャラ男ね」
及川さんの話になって髪を乾かす手つきが雑になった。そんなに及川さんの事嫌いなのかな。
『及川さんのバレー見てみたくなっちゃって…けど1番楽しみなのは伊達工のバレーだから』
二口「安心しろ、全国に行くのは俺たちだ」
『かっこいい〜その姿見て桃原さんの心も奪えるといいね』
二口「だなあ〜けど桃原の彼氏結構なハイスペらしくて無理だな幼馴染らしいし」
『へぇ〜幼馴染か…しかもハイスペック』
二口「しかもバレーやってんだとさ」
『じゃインハイ予選で見れるかもじゃん!』
二口「だな、複雑だよ」
『諦めないの?』
二口「まだ諦められねぇな…」
『そうだよね…私もだよ』
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ハイキュー!! - 及川さんふられちゃいますか? (2021年2月3日 0時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
零 月(プロフ) - あいみさん» この後ちゃんと登場してきます爆笑爆笑 大丈夫ですよ (2020年11月16日 22時) (レス) id: 972afe5177 (このIDを非表示/違反報告)
あいみ - この後、及川さんはどないしたんすか!? (2020年11月16日 22時) (レス) id: 6e8a9266e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零 月 | 作成日時:2020年8月17日 22時